巨人は30日、広島からFA宣言していた丸佳浩外野手(29)から入団の意思を伝えられたことを明かした。東京・大手町の読売新聞本社内で
石井球団社長が取材に対応し「まず丸選手から原監督宛てに、またそれに続いて代理人から私宛てに連絡が入りました。『来季からお世話になります』
という連絡でした」と説明した。

 巨人側は24日に丸とFA交渉を行った際、原監督と共に石井社長も出席。その時の印象を「2年連続セ・リーグMVPの偉業を達成するほどの
卓越した技量、実力を持ち合わせているわけですけれども、その誠実な人柄に非常に感銘を受けた。また野球に対してきわめて真摯(しんし)な取り組みの
姿勢を持っている」と振り返る。その席で質問を受けたことも練習施設や環境、体制の充実具合などが多かったという。「卓越した技量、実力と合わせて
巨人軍の若い選手のまさにお手本になってもらえるような選手だなと感じています」と最大の戦力であると共に、若手選手にとっての模範としても
期待した。

 第3次原体制が発足以降、石井社長は秋季キャンプなどで選手に「大事なのはコミュニケーションとチームワークである。チームが一体、一丸となって
戦っていってほしい」と訴え続けているという。「シャレではないですけども、丸くんが加わることで名実共にチームが一丸となって戦えるのでは
ないかというふうに思っています」と喜びもひとしおといった様子だった。

スポーツ報知
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