オリックスから国内フリーエージェント(FA)宣言した西勇輝投手(28)が阪神入りを決断したことについて、阪神・谷本修球団副社長兼本部長(54)が28日、
東京都内で開かれたオーナー会議後、取材に応じ「コンタクトは取っていません。そっとしておいて」と話した。最終的な他球団への断りはこの日はなかったもようで、
今週中とみられる阪神への返答を前に、過熱する報道陣を制した。

 “恋人”の虎入り決断判明から一夜明け、谷本副社長がさっそく反応した。

 「我々が聞いているのは、悩んでくれているというところまでなので。そっとしておいていただけると」

 東京都内でのオーナー会議後、報道陣の取材に応じた。「こちらからはコンタクトは取っていません」。過熱する報道を制し、待ちの状態であることを強調した。
また、兵庫県内の「タイガース杯ゴルフ」に参加した矢野監督は「こっち側としたら、もちろん早くしてほしいというのはあるけど」と前置きした上で「納得いくまで
熟考してもらったら。それが選手側の立場の考えやから」と話した。

 渦中の西は、この日午前中に自身のブログを更新。「まず、現時点で決断していることは何一つありません。FA権を行使して以降、多くの球団から本当に熱意のある
オファーをしていただきました。そのどれもが、これまでの僕を評価してくださっているものばかりで、感謝の気持ちでいっぱいです」などとつづった。

 去就の表明については「一度きりのプロ野球人生なので…。ここからまた家族やお世話になった方々と相談し、自分の進むべき道を決めていきます。僕の中で答えを出し、
決断することができれば、しっかりとした形で記事でもブログでもご報告させていただきたいと思います」と書き込んだ。

 最終的な他球団への断りはこの日はなかったもよう。それでも、今週中とみられる阪神への返答のときは近づいている。

サンスポ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181129-00000021-sanspo-base