ソフトバンクの「ファンフェスティバル」で、東浜巨投手がプレミアムチケットの女の子に優しい気遣いを見せた。

 心温まる光景がみられたのは「もう1頂! プレミアムチケット」購入者のビュッフェパーティでのこと。1人3万5000円の高額チケットだが、
選手と同じテーブルで食事やドリンクを楽しみながら歓談できるとあって、なかなか入手困難なチケットになっている。

 どの選手が自分のテーブルに来るのかはパーティ開始直前にならないとわからない。また、自分のテーブルを離れてお目当ての選手にサインを
求めるような行為は禁止されている。

 そんな中、自分のテーブルにいた女の子が上林誠知外野手の大ファンであることを知った東浜がある行動に出た。女の子が着用していた
上林のネーム入りユニフォームを脱がせると、それを持って上林のテーブルまで行き、わざわざサインをもらってくれたのだ。自分のテーブルに戻った
東浜がサインをもらったユニフォームを着せてあげると、女の子は感激のあまり号泣。

 その後、当日のプレゼントである鷹の祭典レプリカユニフォームに自らのサインを書いてあげた東浜。上林ファンの女の子は、この日をきっかけに
東浜のファンにもなってくれたことだろう。

 高価なチケットにもルールがあり、それを守ってもらわないことには収拾がつかないイベントになってしまう。以前にも内川聖一内野手が
自分のテーブルの柳田ファンの女の子のために同じ行動をしたのを目にしたことがあるが、それも「ルールがある中でも、せめて子どもたちにはより
いい思い出を作ってほしい」という思いがあってのことだろう。そういう行動が、次世代のホークスファンを作っていくことにつながっていく。

藤浦一都 / Kazuto Fujiura

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181125-00255507-fullcount-base
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