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https://ameblo.jp/taka4282/entry-12315986116.html

「激写! 中学生番長! セックスリンチ全告白」のタイトルで1985年8月20日放映した番組中、リンチ場面には暴力行為教唆があったとして、テレビ朝日のディレクターを含む5人が逮捕され、報道の問題として注目を集めた。
刑事事件となった内容を略記すると、同社制作局のディレクター(34)は、少年非行の番組制作にかかわり、取材を進めるうちに知り合った元暴走族のリーダー(30)、(28)に依頼、"やらせリンチ"を撮影することにした。
リーダーらは、8月3日午後7時すぎ、東京都福生市の多摩川河川敷に60人余を集め、乱闘シーンを演じさせた。
ディレクターは「女同士のリンチ場面が欲しい」と"注文"をつけ、16歳と17歳の2人の少女を教唆、何も知らずに参加した福生市内の女子中学生5人に殴る蹴るの暴行をさせ、テレビスタッフはその場面を撮影した。
ディレクターは取材協力費として元暴走族リーダーに約14万円支払っていた。この暴行傷害事件を捜査していた警視庁と福生署は少女2人を暴行容疑で、リーダー2人を暴行教唆で、さらに10月16日、ディレクターを同じく暴行教唆の疑いで、それぞれ逮捕した。
テレビ朝日は、ディレクターを懲戒解雇したほか、社長以下重役陣の減俸、第1制作局部長・同局チーフプロデューサーの降格などの処分を行い、「アフタヌーンショー」番組を中止した。

以上、明治大正昭和平成事件&犯罪大事典
(東京法経済学院出版)より引用