バスケットボール男子プロのBリーグは22日、昨季のクラブ決算概要を発表。2部(B2)の6クラブが2期連続の赤字となっており、3期連続赤字でB2クラブライセンス交付を認められない危機に直面していることが明らかになった。

 2期連続赤字となったのは福島、群馬、金沢、西宮、奈良、島根。このうち福島、群馬、金沢、奈良の4クラブは債務超過の状態でもある。
債務超過の場合、20−21年シーズンまでに解消できなければライセンスを交付されない可能性がある。B2ライセンスを交付されない場合、自動的に3部(B3)への降格となる。

 1部(B1)クラブは全体に好調で、債務超過のクラブはなくなった。千葉がクラブ別で最多となる14億2700万円の営業収入を計上。三河、大阪、栃木、A東京、川崎を含む6クラブが10億円を超えた。
昨季、10億円を超えたのは大阪と栃木の2クラブで、大幅に増えた。千葉は入場料収入で3億4200万円で1位。
スポンサー収入では8億9400万円の三河がトップで、A東京が8億1400万円と、旧NBLチームが上位につけた.B1で唯一の赤字となった富山は、純資産がわずかで債務超過に陥る危険性が高いと指摘された。

 リーグ全体の営業収入は195億円で、昨季より30.2%増だった。

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