・「キャプ翼」の葛飾にJクラブを作る夢と現実 
 (前略)

南葛SCの将来の夢とは何か
将来のJリーグ入りを見据えているなか、本拠地となるスタジアムの建設構想を葛飾区と相談しながら進めている。

 「今話題になっている代々木公園にスタジアムを作る構想よりも先に
南葛SCが葛飾区にスタジアムを作ってやろうという高いテンションを持ちながらやっています。
東京23区内に、ちゃんと利益を上げられる“プロフィットセンターとしてのスタジアム”
というモデルケースを作りたいんです」(岩本GM)

 葛飾区からのバックアップもある。東東京の下町にJリーグクラブをつくりたいという熱も高い。
高橋先生以外にも、漫画家は秋本治先生(『こちら葛飾区亀有公園前派出所』)や
平松伸二先生(『ドーベルマン刑事』や『ブラック・エンジェルズ』など)といった大御所が葛飾区にいる。
葛飾区としてもスポーツと漫画を含めた文化を大切にするという方針だそうだ。

 まずは関東2部リーグに昇格するという目先の目標はあるが、南葛SCの将来の夢はどのようなものなのか。
「いろいろなクラブの形があって、南葛SCには世界的にも有名な『キャプテン翼』というキャラクターがいます。
イニエスタもフェルナンド・トーレスも『キャプテン翼』が大好きでサッカーにのめり込んだという幼少期があり、
翼を通して日本というイメージがあったのだと思います。実際、高橋先生が絵をプレゼントしたら、
2人ともすごく喜んでくれました。普通のクラブはスポンサー収入、チケット収入、放映権料、マーチャンダイジングの
4つの収益に支えられますが、我々はそれ以外のところで『キャプテン翼』というものとコラボして、
日本だけではなく世界中に対して働きかけられる大きな可能性のあるクラブだと思っています。

上のカテゴリーに上がった時には日本の中だけではなくグローバルにアジア、世界に出ていくクラブにしていきたい。
今年から、新たにリメイクした『キャプテン翼』のアニメも世界中で放映され始めていて、
世界中に『キャプテン翼』のファンをさらに増やせるはずなので、そういう子供たちも含めて、
『キャプテン翼』で育った選手を世界中から獲得できるようなクラブになるのが夢なんです」(岩本GM)

南葛SCの挑戦はまだまだ始まったばかりだ。

・以下全文はソースで: 東洋経済 菊池康平 11/20 10:40
https://toyokeizai.net/articles/-/249330?page=3
東京都1部リーグで優勝した南葛SC(写真:cNANKATSU-SC提供)
https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/4/d/1140/img_4d3f5479c51e85b001182048e8a728f1690263.jpg

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https://www.soccer-king.jp/news/japan/20181030/849166.html
https://www.soccer-king.jp/wp-content/uploads/2018/10/180920_066-1024x682.jpg