厚生労働省の発表によれば、パワハラの相談件数はここ10年増え続けているとか。だが、ここまで酷いケースは、そうそうお目にかかれるものではない。

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雑誌『Popteen』の元モデルなどが所属する東京・渋谷区の芸能プロダクションが主催した忘年会で、そのパワハラは起こった。
“加害者”は当時25歳の芸能プロ社長で、“被害者”は当時23歳の従業員。2015年12月20日の出来事である。

本誌(「週刊新潮」)が入手した動画に映っていたのは、頭を押さえられた従業員が、しゃぶしゃぶ鍋に顔をつけられるという、衝撃の様子だ。
もちろん、コンロの火はついたまま。女性の悲鳴がひびき、苦悶の表情を浮かべた従業員はのけぞる……。

http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/d/3/d379c_1523_c9ef1acb_b0b5f2b1.jpg
しゃぶしゃぶ鍋に顔を……

後遺症の残る可能性がある熱傷を負った従業員は、“社長からの日常的なパワハラで精神的に追い詰められていた”と当時を振り返る。

「“クライアントさんもいるんだから面白いことやれ。鍋に頭、突っ込めよ”と囃されて……」

一方の社長は取材に対し、“悪ふざけだった”旨を文書で回答。従業員は刑事告訴も検討しているという。
11月21日発売の週刊新潮で詳しく報じると共に、現在デイリー新潮にてパワハラ動画を公開中である。

「週刊新潮」2018年11月29日号 掲載

http://news.livedoor.com/article/detail/15623465/
2018年11月20日 17時0分 デイリー新潮