朝の段階で雪が非常に固くなっていたため、主催者はコース最大の急斜面を避けるようにスタートゲートの位置を変更した。その中でヒルシャーは1本目トップに立つと、2本合計で1分51秒04をマークし、ヘンリク・クリストファーセン(Henrik Kristoffersen、ノルウェー)を0秒09差で退けて優勝を果たした。
ヒルシャーはこれで2013年、2016年に続きレヴィで3勝目。総合8連覇を目指す29歳が、幸先が良いシーズンの出だしを切った。
平昌冬季五輪の大回転銀メダリストであるクリストファーセンはわずかに及ばなかった。クリストファーセンは「きょうは早い時間のスタートが有利に働かなかった。だけどそれも人生だ」とコメントした。
3位にはスウェーデンのアンドレ・ミーラー(Andre Myhrer)が入った。
フランスの21歳の新星で、平昌ではこの種目の4位に入っているクレマン・ノエル(Clement Noel)は1本目終了時点で3位に入っていたが、2本目でゴール直前の旗門を通過し損なうミスを犯し、26位という結果になった。
今季のW杯は本来シーズン開幕戦になるはずだった10月のオーストリア・ゼルデン(Soelden)での大回転第1戦が豪雪のため中止となり、今回がシーズン初戦となっている。(c)AFP
2018年11月19日 16:01
発信地:レヴィ/フィンランド
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