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チームがバラバラじゃねえかとは、大分トリニータサポーターが選手に言い放った忠告のこと。熱狂的な大分サポーターとトリニータの選手、高松大樹・上本大海のやり取りから2009年に誕生した。

ネット上でよく使われる関連用語の「みんなちゃんとまとまてるよ」「次は絶対勝つ」「その言葉、信じていいんだな」もこのやり取りから生まれた。

チームがバラバラじゃねえかは、大分トリニータが極度な成績不振に陥ったことや大口スポンサーの撤退により経営危機が表面化したことでサポーターの不平不満が募ったことが背景としてある。

リーグ戦では、第四節から第十四節まで11連敗。そんな状況の中、6月28日J1第十五節、ホームに鹿島を迎える。後半54分、清武弘嗣のゴールで先制するも、後半61分、小笠原満男にゴールを許し追いつかれてしまう。続く後半72分、岩政大樹に決められ逆転されてしまい、このまま試合終了。トリニータは泥沼の12連敗。

鹿島に敗戦後、選手たちがゴール裏サポーターへ挨拶をする中、トリニータの選手とサポーターのやり取りが始まる。


・トリニータの選手とサポーターのやり取り

大分サポーターが水をかける

高松「あっちょ水!水をかけるのはやめてよ。そういうの★◎■△○」

ここで大分の選手が怒鳴る

大分の選手「★◎■△○だろうがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

高松「ここで喧嘩しても意味ないから落ち着いて話そう!意味ないでしょ!」

高松「ちょみんな負けてんの悔しいよそりゃ。サポーターもみんな悔しいと思う。俺らも悔しい。でもここでみんなが逃げたら意味ないと思う。また1から0からみんなで戦うしかないんだから、しっかりみんなで頑張ろうよ。選手もみんな頑張るし。みんな大分のためにやろうって気持ちは一緒なんだから。そこがみんなバラバラになったらJ2へ落ちると思うし」

サポ「いい。喋らんでいい」

高松「いやいやいやいいよ。みんながバラバラになるのが悪いと思うんだよ」

サポ「あのさあのさあのさ、ちょっとちょっとさちょっと聞き返して欲しいんだけどさ。選手はちゃんとまとまってんの?」

高松「選手はみんなチームのために頑張ると思ってるよ」

サポ「ほんとにまとまってんの!?」

高松「まとまてるよみんなで!」

サポ「俺たちは!俺たちは!それを信じて応援するしかねーんや。ほんとにお前らひとりひとりまとまってんの!?」

高松「いや俺たちはみんな頑張ってグラウンドで結果出そうとしてるよ。」

サポ「お前は絶対言えるんやな!?」

高松「言えるの!みんな頑張ってるよ」

サポ「信じtそれを信じて応援していいんやな!?じゃあ」

高松「いい、いい。それは信じてもらうしかない。グラウンドで結果出すしかない」

サポ「★◎■△○じゃねぇ、それはもう確実やな!じゃあ!みんなまとまって、勝利のためにみんながチームがまとまってやってんだな?」

高松「みんなまとまてやってるよ。だからこうやってみんなでまとまてるし」

ここで高松が上本大海にメガホンを渡す

上本「お互いが〜信じ合えなかったら、大分自体がまとまんないってことじゃん。だから俺らもサポーターも信じるし、サポーターも信じて欲しいじゃん。そのために俺らがこれからピッチで証明するから」

サポ「じゃあ信じていいんやな?お前」

上本「信じていいよ」

サポ「じゃあ次の試合どうするんや?次の試合、大海、次の試合どうする?」

上本「絶対勝つって。おいみんな頼むよじゃあ応援」

ここで大分サポーターが沸き立つ

上本「次は絶対勝つぞー!!」

サポ「絶対勝ってくれよー!!!」

ここでトリニータ合唱が始まる

サポ「ババンババンバン(手拍子)トーリニータ!(大合唱)ババンババンバン(手拍子)トーリニータ!(大合唱)ババンババンバン(手拍子)トーリニータ!(大合唱)ババンババンバン(手拍子)トーリニータ!(大合唱)ババンババンバン(手拍子)トーリニータ!(大合唱)・・・」


翌週行われた第十六節、大分トリニータは、千葉に1-2で敗戦している。