「今回の件は局内でも、上層部にあたるチーフプロデューサー以上にしかアナウンスされていませんでした。
もちろん、現場レベルは何も聞かされていない。ほとんどのスタッフには、放送前夜から当日にかけて周知されたみたいです。
それだけに、現場では『番組はこれからどうなるんだ……』と動揺が広がっていました」(フジテレビ関係者)

膀胱(ぼうこう)がんを全摘出するために、番組を休養する――。
19年間にわたり『とくダネ!』(フジテレビ系)の司会を務めてきた名物男・小倉智昭キャスター(71)の突然の発表に、驚きの声が上がっている。

そもそも、小倉キャスターが番組内で膀胱がんを公表したのは’16年5月のこと。
それから2年半、膀胱の摘出を拒否して遺伝子治療など他の方法を模索していたが、期待した治療効果は現れず病状は悪化する一方だった。

「小倉さんの病状が想像以上に深刻だ、という話が流れたのは今年の夏でした。
小倉さんは8月に入って急に休みを取ったんですが、以前はそんなことあり得なかった。
それに続けて、9月後半にも数日間の休暇を取っています。
一応“夏休み“という体裁でしたが、実際は膀胱から出血があったことで入院し、手術を行っていたわけです。
事実、10月に入っても20日間ほど膀胱炎を併発して、出血が止まらなかったといいますから」(別のフジテレビ関係者)

当面、小倉キャスターは病院での検査のために番組を休養。検査が終わり次第、手術を受けるという。松本クリニックの松本浩彦院長はこう指摘する。

「小倉さんがかかっているのは、粘膜の下にできる“浸潤がん“と呼ばれるもので、全摘出しか治療法はありません。
ただ、誰でも全摘出には抵抗感を示すもの。だからこそ、小倉さんも他の治療法を必死で探したのでしょう。
幸い、現段階ではがんは転移していないといいます。逆に言えば、全摘出を決断するならば、今しかなかったのでしょう」

視聴率では、完全に『羽鳥慎一モーニングショー』(テレ朝系)の後塵を拝している『とくダネ!』。小倉キャスターもすでに70歳を超え、一部では“お払い箱説“も流れているが、当の本人はまだヤル気満々。
’20年の東京五輪まではMCを続行すると宣言しているという。そのために彼を待っているのは、これからの壮絶な闘病生活だ。

「全摘出の場合、まず傷が治るまでに1ヵ月。それから排尿訓練という、尿を出すためのリハビリがあります。傷が治ったからといって、生放送番組の『とくダネ!』にすぐ復帰というわけにはいかないでしょう。
ゴルフなどの激しい動きは、半年、1年というレベルでできないと思います。さらに転移の可能性を考えると、定期検査は今後も一生続けることになります」(前出・松本院長)

ふてぶてしい態度と毒舌が“売り“の小倉キャスター。またあの憎らしいほど余裕綽々(しゃくしゃく)の姿でテレビへの現場復帰を果たしてほしい。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181117-00010002-friday-ent
11/17(土) 7:20配信