NHKは14日、大みそかの第69回紅白歌合戦の出場者を発表し、韓国のガールズグループ、TWICE(トゥワイス)が2年連続で出場すると明らかにした。韓国勢として唯一の出演となる。

 同番組には東方神起(2008〜09年)、BoA(02〜07年)、キム・ヨンジャ(01年)など9年連続で韓国歌手が出場。K―POPの人気がピークだった2011年には東方神起、少女時代、KARAの3組が出場した。

 韓日関係の悪化に伴って韓流ブームが下火になり、12年からの5年間は紅白の出場者リストから韓国歌手の名前が消えたが、昨年6年ぶりにTWICEが初出場を果たした。

 所属事務所のJYPエンターテインメントは、日本デビューした韓国のガールズグループのうち、紅白に2年連続出場するのはTWICEが初めてだと伝えた。

 今回の出場は、日本で嫌韓ムードが広がる中での決定という点で注目される。

 先ごろ韓国大法院(最高裁)が日本企業に元徴用工への損害賠償を命じて以降、韓日間のあつれきは政治・外交分野以外にも飛び火している。BTS(防弾少年団)の日本テレビ出演が中止になったほか、東京の繁華街では右翼団体が嫌韓デモを行った。

 このような状況でも、TWICEの日本での人気は揺るがないものとみられる。

 TWICEが5日に韓国でリリースしたミニアルバム「YES or YES」は、オリコン週間アルバムランキング1位に輝いた。TWICEの韓国語アルバムがオリコンで首位を獲得したのは初めてだ。

 また、来年には日本でK―POPガールズグループとして初のドームツアーを開催する。

 芸能関係者は「TWICEにはミナ、サナ、モモの日本人メンバー3人がいるため、比較的現地の反感が少なかったようだ」と説明した。

11/14(水) 17:23配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181114-00000058-yonh-asent