元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(52)とバイオリニストの高嶋ちさ子(50)が、暴力による指導を容認するような発言をして、ネットで批判を浴びていた。

この発言は11月2日放送の『ザワつく! 一茂良純 時々ちさ子の会』(テレビ朝日系)で出たもの。
この番組は、長嶋一茂と高嶋ちさ子、そして石原良純(56)という毒舌トリオが、さまざまなテーマについて、独自の見解で語り合うという内容。
今回は“パワハラ&褒めるを考えるSP”と題し、パワハラと褒め方について3人が論じていた。

まず、“パワハラを考える”という議題で高嶋ちさ子は「若い子は打たれ弱い」とし、ミスを叱ったり頭にきてキレたりすると、
周りから「私(高嶋)が変わるしかない」と言われると、周囲の対応を不満そうに明かした。
すると、長嶋一茂は「俺は違うと思うよ」とフォロー。さらに、自分も若い頃は指導者に殴られていて、
「理不尽な仕打ちに対して耐えるのは、俺は教育だったと思ってるわけ。
だから、昔の暴力や鉄拳制裁みたいなことは否定しないですよ」と、自身の経験からパワハラを容認するような発言をした。

続いて“褒めるを考える”という議題で、テニスの大坂なおみ選手(21)を指導した、
サーシャ・バインコーチが例に挙げられ、「どんな場面でも褒めるというスタイル」で大坂選手の才能を開花させたと紹介された。

すると、石原良純が「褒めると甘やかすが、ゴチャゴチャになっている」と苦言を呈し、高嶋ちさ子も「大坂なおみぐらい頑張ってたら、褒めるよ、私だって!」とバッサリ。
さらに、高嶋は自分の息子を褒めてばかりだったら、ポジティブになりすぎて、勉強をしなくなると語った。

すると、一茂が「50回も言っても聞かないやつは、ボコってぶん殴ったほうが早いってやつもいるわけだよ、実際に。
これは、昔もいたし、今もいると思う」と発言。
高嶋も「言葉が通じないんだから、殴るしかない」と同意したが、一茂は「ただ、今はできないわけじゃん。
そうなると、50回しゃべっても分からなきゃ、今の時代だと、取り残していくしかないんだよ」と、現在の状況に苦言を呈した。

この3人の見解に、ネット上には批判的なコメントが多く、「昔の考えの3人がしゃべっても、まったく参考にならない!」
「この老害たち自分の意見が正しいと思い込みすぎ(笑)叱られる教育の時代は終わったんだよ、昔の教育を美化するなよ」
「時代のせいにするということは、自分が時代に取り残された遺物と言ってるようなもの」などと、厳しい意見が相次いだ。
一方、少ないながらも「私も叱咤激励の時代、褒めるの苦手だし、叱られたほうがなにくそ根性で頑張れた気がする!」などと、3人に共感を示す声も見られた。

http://dailynewsonline.jp/article/1564271/
2018.11.09 18:00 日刊大衆