9日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」は、日本テレビ系の人気番組「世界の果てまでイッテQ!」で浮上したヤラセ疑惑を取り上げた。

 テレビ朝日解説委員の玉川徹氏は「(番組を)見てたんですよ。面白いなと思ったんだけど、なんか『SASUKE』みたいだなって思ったんですよね、TBSの」と軽くジャブを放つと、問題になった「橋祭り」の会場に注目した。

「実は見ると分かるんだけど、これハンパじゃない額かかってますよ。見るとね、プールのところにも鉄骨が見えるし、セットに関しても上に人が乗っている。特別に発注しないと、こんなもの存在してない。日本で造ろうと思ったら、何百万円という世界」と巨額な経費がかかったセットであると主張した。

 企画した現地コーディネーターは設営費用を「撮影経費の中から処理した」と話した。

 だが、玉川氏はこの発言に異を唱え「コーディネーターが勝手にやったっていうふうなレベルじゃない。そんな金額じゃない」と指摘。

「これはプロデューサーの決済がなかったら、こんなもん組めませんよ。少なくとも、局の上のほうに事前に言ってなかったら『オマエ、何やってんだ』って話に必ずなる。これは知ってた、と思われます。お金かけてますから」と番組制作の裏側に触れ、日テレ側がすべての計画・内容を把握した上でゴーサインを出した可能性を示唆した。

 ヤラセと断言することは控えたものの、玉川氏は「ゼロからイチをやったんじゃないかなと。そこの部分は日本テレビさんも説明の必要が出てくるんじゃないですか」と注文をつけた。


2018年11月09日 11時35分
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/1183636/