西武の浅村栄斗内野手(27)、オリックスの西勇輝投手(27)が7日、国内FA権の行使を表明した。
ソフトバンクは両選手に対して、4年総額45億円超という巨額の資金を準備し、争奪戦に挑むことを決めた。
両選手には現時点で少なくとも3球団以上が興味を示しており、激しい争奪戦が勃発することになった。他球団も含めた交渉は15日から始まる。

リーグV奪回、3年連続日本一へ、ソフトバンクが本気度MAXで大補強に動く。
浅村、西のFA権行使表明を受け、三笠杉彦球団統括本部長(44)は「興味はあります」と、争奪戦への参戦を表明。
W獲りへの意欲をにじませた。浅村には4年総額25億円超、西には同20億円と、ライバルに負けない条件を提示する。

2人とも補強ポイントに当てはまる。浅村は今季、打点王に輝くなど勝負強さも持ち合わせる右のスラッガー。
内川、松田宣らチームを支えた内野手の高齢化が進み、ここ数年は二塁のレギュラーを固定できていない。
柳田、中村晃ら主軸の野手に左打者が多く、バランス面でもマッチする。「日本の内野手、右バッターとしてトップレベル。
ぜひホークスで一緒に3年連続日本一を目指してやれたらいいなと思っている」と、ラブコールを送った。

西も魅力たっぷりだ。今季は和田がキャンプで左肩痛を訴え1年間、登板できなかった。
シーズン中も千賀が右肘痛、東浜が右肩痛で離脱するなど、先発ローテのやり繰りに苦しんだ。西は今季を含め5度、2桁勝利をマーク。
「ローテを守れる投手。うちはいい投球をされている印象がある」と、2012年10月にノーヒットノーランを許した右腕を高評価した。

ソフトバンクはV逸した13年オフに李大浩、サファテら6選手を総額30億円超で獲得。
16年オフにも3年12億円プラス出来高でデスパイネを獲得し、ともに翌年のV奪回につなげた“実績”がある。
「今年は日本一になり、現有戦力もよくやってくれた。さらにいいチームにして(工藤)監督に渡すのが(球団フロントとしての)責務だと思っている」と同本部長。最大限の誠意を尽くして2選手のハートを射止める。

◆浅村 栄斗(あさむら・ひでと)1990年11月12日、大阪生まれ。27歳。
大阪桐蔭では「1番・遊撃」で2008年夏の甲子園優勝。08年ドラフト3位で西武入団。13年は一塁手として110打点で打点王。
14年以降は二塁手。17年から主将を務める。182センチ、90キロ。右投右打。年俸2億1000万円。

◆西 勇輝(にし・ゆうき)1990年11月10日、三重県生まれ。27歳。
三重・菰野(こもの)高から2008年のドラフト3位でオリックス入団。
12年10月8日のソフトバンク戦(ヤフーD)でノーヒットノーランを達成。
14年には球団新記録の開幕8連勝。同年の日米野球、15年のプレミア12で日本代表。初の開幕投手を務めた今季は10勝13敗で防御率3・60。
通算成績は209試合で74勝65敗1セーブ、防御率3・30。181センチ、80キロ。右投右打。既婚。年俸1億2000万円。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181108-00000001-sph-base
11/8(木) 6:04配信

https://www.sankei.com/images/news/141203/ecn1412030025-p1.jpg

https://www.youtube.com/watch?v=WrE3OfqK5uE
叩き込め】浅村応援歌の絶叫がクセになる【バットでGo!Go!】