広島の丸佳浩外野手(29)が7日、マツダスタジアムを訪れ、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使する申請書類を球団に提出した。
14日にNPBからFA宣言選手が公示され、15日から全球団との交渉が可能になる。球団は宣言残留を認めているが、巨人などが獲得に乗り出す可能性が
濃厚。果たして丸はカープに残るのか、それとも−。以下、丸との一問一答。

  ◇  ◇

 (テレビ取材で)

 −行使を考え始めたタイミングはいつ。

 「タイミングは、シーズンが終わってからいろいろと考えてはいましたけど」

 −相談はしたか。

 「家族ですね」

 −どんな言葉が返ってきたか。

 「子どもたちは、あまり意味はわかっていません。(妻には)僕の意見を尊重するということは言ってもらった」

 −球団からはどんな声をかけられたか。

 「しっかりといろんな意見を聞いて、その上でしっかりと考えて、できることなら残ってほしいと言ってもらいました」

 −カープで11年を過ごした。

 「こんなへたくそを、10年前に指名してもらって、いろんな方に巡り会いながらここまで成長させてくれたことに感謝しています。まだまだ野球人生は
続くので、この先しっかりと考えていきたい」

 −他球団に聞きたいことは。

 「正直、きのうのきょうなので、あまりそこまでの考えはないです」

 −来年12年目。

 「元々入ったときから華麗なプレー、華のあるプレーはほど遠い選手。今まで通り泥くさくいければ良いと思う」

 −ファンにはどういう思いがあるか。

 「今季だけじゃなく、常に僕の背中を押してくれました。本当に感謝しています。このあとはどうなるかわかりませんけど、はっきりとした答えが早く出せるように
やっていきたい」

 (囲み取材で)

 −球団の話を聞いて感じたことは。

 「本当に高い評価をしてくださっている。そこは感じています」

 −高い評価を受けながら、他球団の評価も聞いてみたい。

 「それもあります。何回も使える権利ではないし、ここまで頑張ってきた権利でもあるのでそこは聞いてみたいなという思いです」

 −球団を選ぶ上で重視するものは。

 「どうですかね。まだわからないです」

 −強いチームで優勝して、自分を高めるためにも、という思いもあるか。

 「結果的に3連覇することはできた。でも本当の目標である日本一には届いていない。当然、僕自身もさらに上のレベルに行きたい思いはあります」

 −違う環境でやることでレベルアップできるという考えもある。

 「そういう選択肢もあると思いますし、いろんな言い方があると思います」

 −いつくらいまでに決めたいか。例えば年内とか。

 「当然、年内には決めたい。早い段階で決められれば良いと思います。僕一人の問題じゃないので」

デイリースポーツ
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