「ダウンタウン」の松本人志(55)が4日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜・前10時)に出演しネットニュースへの苦言を呈した。

番組では2015年6月にシリアで武装勢力に拘束され、先月に解放されたフリージャーナリスト・安田純平さん(44)が今月2日に帰国後初めての記者会見を都内の日本記者クラブで行ったことを特集。
安田さんは会見の冒頭におわびと感謝を述べ、シリア入国や拘束された経緯、3年4か月の監禁生活などを赤裸々に振り返った。

スタジオでは出演者が安田さんの会見への印象、自己責任論などを議論。
その中で松本は「それとね、ボクちょっと1個言いたいんですけどね。最近、ネットニュースが本当にひどくて。先週でも安田さんの話しましたよね」と切り出した。

先週の10月28日の放送で松本は、SNS上で自己責任論など批判が集まっている安田さんへの世論に「確かにいろいろ辛辣な意見も聞きますけど、例えばNHKのニュースとかで、お帰りなさい、よかったってやるのは当たり前でそれは大事なことで。じゃなかったら、日本、怖いよね。そこで一人の人をみんなで叩くようなそんなん日本、大丈夫かって思いますよ。それはよかった、よかったで、ボクはいいと思います」と話した。

一方で「ただ、安田さんと個人的にたまたま道で出会ったら、ちょっと文句は言いたいと思います」と明かし、「極端な話、わざと人質になって身代金折半しようやみたいなヤツが出てこないとも限らないですからね、この先。もちろん安田さんは絶対に違うと思いますよ。そういうことを考えたら、もうこれ以上はやめようねっていう感じにして欲しい」などと持論を展開していた。

この自身の発言を振り返った松本は、最後の発言の「安田さんは絶対に違うと思います」の言葉を「そしたら、ネットニュースはそこを切ったりするんですよ。ここ切るのも嫌だし、もっとたち悪いのは、絶対違うと思いますけどの、絶対だけを刈り取ったニュースがあって。もう悪質としか言いようがない。オレを炎上さすために誘導がひどいんで」と憤慨した。

その上で「だから何度も言っている通り本当にワイドナショーを見た人だけボクに反論して欲しい。もうネットニュースはやめて。ネットニュースの賛否両論はうんざり。賛否両論は五対五のことを言うんですよ基本は。9・1ですよ。9・1でも賛否両論。この1もあなたたちのネットニュースを見た1ですからね。本当に偏向報道がひどい」と指摘していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181104-00000078-sph-ent

松本人志
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