11/4(日) 0:52配信
 体操・世界選手権最終日(3日、ドーハ)種目別決勝後半が行われ、女子床運動で個人総合2位の村上茉愛(22)=日体大=は13・866点で銅メダル。女子で既に団体総合、個人総合、跳馬の3冠を達成したシモーン・バイルス(21)=米国=が14・933点で制し、金メダル通算14個の最多記録の更新した。

 村上は昨年から体幹トレーニングに取り組み、体が痛むことが減って練習の密度が増した。今夏に右足首の靱帯を部分断裂。今大会は国内のものよりも低反発の器具に苦戦したが、積み上げたものを信じ力強く舞った。演技後は両手を合わせ、首をかしげるしぐさをみせた。

 2年前のリオデジャネイロ五輪ではH難度の大技「シリバス」と「チュソビチナ」を駆使した構成で攻めたが、細かな乱れでメダルに0・400点届かず。五輪後は「チュソビチナ」を封印し、手足の先まで意識の行き届いた演技を徹底してきた。完成度を重視して磨き上げた演技で、2連覇はならなかったが、表彰台を守り抜いた。

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