【映画】高畑勲をアンとダイアナが語った『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』 「変な声だからいいんだよ」
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2018年11月2日 09:45
大山くまお
高畑勲をアンとダイアナが語った「赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道」レポ「変な声だからいいんだよ」
10月19日、「アニメフィルムフェスティバル東京2018」の一環として、高畑勲監督の劇場アニメ『赤毛のアン〜グリーンゲーブルズへの道〜』特別上映と、アン・シャーリー役の山田栄子、ダイアナ・バリー役の高島雅羅によるスペシャルトークショーが東京新宿のシネマート新宿にて開催された。
今年は高畑監督が逝去し、来年はテレビアニメ『赤毛のアン』が放映されてから40周年を迎える。スペシャルトークショーでは、共演をきっかけに大の親友になったという山田栄子と高島雅羅が、高畑監督や放送当時の思い出を息の合った調子でたっぷり語ってくれた。
◆アン抜擢の理由は「変な声」だったから?
まずは、高畑監督の印象から。
山田「高畑監督はあまり(録音)スタジオに入ってお話することはありませんでした。ただ、私、オーディションのときに1時間以上セリフを録りましたので、オーディションの声をもとにしてアニメーションの動きが作られていたんです。だから、『あのとき、ああやって演じたからこういう絵になったんだよ』とよく怒られました(笑)」
高島「優しい方でしたよね」
山田「優しい方だから、よけいめげちゃうんです(笑)。一番こたえたのは『グリーンゲーブルズへの道』をカナダ大使館で上映したとき、高畑監督の第一声が『思ったより……変な声じゃありませんでしたねぇ!(高畑監督のモノマネ)』ってしみじみと言われまして(笑)」
高島「原作には『美しい声』って書いてあったんだよね」
山田「オーディションは須美ちゃん(島本須美)と私が最後まで残っていたらしいのですが、宮崎(駿)監督は須美ちゃんの鈴の鳴るような美しい声を気に入っていたそうです。ところが高畑監督は『いや、こっちの変な声のほうが、長いセリフの中で耳に引っかかってくる』とおっしゃって。『変な声』って何回も言われたんですよ!(笑) テレビシリーズの放映から何年も経ったカナダ大使館での上映会でも『変な声』って言われたので、本当にそう思ってたんだ……とあらためて感じました。それが高畑さんの一番の印象ですね」
高島「ダイアナの出番は9話目からでして、私自身は高畑さんとしっかりお話したことがないんです。スタジオのブースの奥でニコニコといいお顔で座っている方が監督さんなんだな、といつも思っていました。だから、印象としては優しい方だな、と」
(中略)
◆当時の失敗談を尋ねられると……。
山田「雅羅はなかったよね。とにかく私!」
高島「セリフ量がぜんぜん違ったからね」
山田「宿題として次の週に持ち越されたこともありましたから。何回やってもどうしてもできないと、『もういい。来週の本番の前に録ろう』って。本番の前は効果音などのダビングをしているのですが、その横で前の週の分を収録したことが何回かありました。そのときは高畑監督もいらっしゃって、たいていオーディションのときのテープを聞かされるんです。『君は、あのとき、こういう話し方をしていたんですね……(高畑監督のモノマネ)』って(笑)。オーディションのときは、とにかくアンになるとはまったく思っていなかったので、とにかく能天気に演ったのが良かったんですよ。2回目のオーディションはとにかく最悪で、すぐに帰されました」
(>>2以降につづく)
https://www.excite.co.jp/news/article/E1541089788964/ (>>1つづき)
◆2000円いただきに行ったオーディション
ここで話はオーディションの思い出に。
山田「1回目は2000円をいただきに行ったんですよ(笑)。当時はオーディションに行くと交通費2000円もらえたんです。『アルプスの少女ハイジ』のおんじ役の宮内幸平さんが『おい、今、〈赤毛のアン〉って作品のオーディションやってて、行くと2000円もらえるから行ってこいよ。もう終わってるけど、僕が言っておいたから大丈夫だから(宮内幸平さんのモノマネで)』って(笑)。40年前の2000円ですからね! 私、喜んでオーディションに行ったら、すごく長いセリフをずっとやっていただいて。劇団でもそんなにたくさんセリフをいただけていなかったので、楽しくて楽しくて! なんて面白いセリフだろう! と思いながら、言われるがままに演じました。浦上さんもニコニコしていたので、音響監督とは知らずに『ああ、優しいおじさんだな』って。知っている方は怖かったみたいです。知らないって素晴らしいことですね(笑)」
では、「2回目は最悪」とはどういう意味だったのだろう?
山田「2回目のオーディションに呼んでいただいて、あわてて読んだことのなかった『赤毛のアン』を読んでみたら『鈴が鳴るような美しい声』って書いてあったんです。私、鈴が鳴るような美しい声じゃない……これは困ったと思って、高い声や可愛らしい声を出そうとさんざん勉強していったんです。そしたら、それが最悪で。10分ぐらいしたら浦上さんがすごく冷たい顔をして『君、こないだ来た人?』『はい』『こないだみたいにやってくれないかな?』……こないだといっても2000円のことしか考えてなかったら何も覚えてない(笑)。自然にやったのが良かったんですね。この役を得たい、可愛らしく演じたい、と思うようなあざとい気持ちではダメなんだとわかりました」
◆優しくも厳しかった高畑監督だが、新人だった山田にある配慮をしていたという。
山田「事前にスタジオに4回ぐらい通って練習しました。はじめはすごくきれいな絵があったので(笑)、それに合わせて練習しましたね」
高島「事前に練習なんて珍しいですよ。この作品はやっぱり(他の作品とは)違うんです」
山田「高畑監督はほかにもいろいろ気を遣ってくださったと思います。たとえば、マリラ役の北原文枝さんに台本を届けに行くようにと言われて、毎回青山のご自宅に台本を届けに行っていました。早く仲良くなっていい作品にしたいという高畑監督の気遣いだと思います。浦上さんにも、私と雅羅が早く仲良くなるように一緒に練習するようにしていただいたり。『赤毛のアン』は一人ひとりが大切にした作品なんです」
(以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。) じつは最近になってアンのアニメ見はじめたんだが面白いな。
なんかもうハラハラする。 これを見たら胸の奥の重苦しい感じと小さな希望が残る 聞いてた話と違うな
山田栄子が前作で演じたキャラのせいでえらい目にあったからイメージ回復の為に主役抜擢だって話だと思ったけど アンは山田さんにとって良い思い出ばかりなんだろうけど、セーラではトラウマになるくらい辛かったって言うからな〜 >>4
どちらも名曲
EDのピアノの使い方なんて耳に残ってしかたない 山田栄子さんイイよね
若草物語のジョーもホント素敵 これのオーデ落ちたから島本須美はクラリスを、と人生何が幸いするかわからん 面白かったなー
原作中最もアニメに向いてると思ったお化けの森のエピソードが
アニメ化されなくて残念 変な声というか、空想癖のある孤児院出の少女の役には、山田栄子の飾らない自然な演技の方がむしろ合っていた
って話じゃなかったかな マシューの「そうさの〜」って口癖が今でも耳に焼き付いてる >>4
OPは演奏もさることながら架空の主人公が待つ心象風景を見事に
描き出した映像作品としても傑作
EDはとにかく演奏陣が本気出しすぎて空恐ろしいほどに鳥肌立つ
これもまた傑作 >>4
あんなダイナミックに間奏が入る音楽がEDのテレビアニメはそうそうないのに すごいなそんなに覚えてるのか
小さい頃に夕方に再放送をしていたのを見た覚えはあるけど、曲とか何も覚えてない
かろうじて>>18のそうさの〜だけ何となく覚えてる程度だ >>22
イチゴ水
本当はマリラ手製の葡萄酒でした
ところでEDの曲が思い出せぬ〜 >>23
岸田今日子さんの姉妹だっけ?
作詞家の方の詩もすごい素敵 60過ぎて独り者の女が苦手で内向的なじいさんってまさにお前らw
死に方も最高に笑えるんだw
コツコツと真面目に溜めた貯金の利子で暮らしてたんだが
銀行破綻で金がパー、そのショックで死亡というw >>28
走っても走っても〜♪
って曲覚えてない?? 40年だものな
出演者も鬼籍に入られた方が多いな
確かギルバートが井上和彦さんでダイアナの妹のミニーメイが小山茉美さんだっけな >>1
太陽の牙ダグラム
ブスヒロインのデイジーが高島雅羅で、
革命ゲリラ太陽の牙メンバーの男勝りなキャナリーが山田栄子、
というのを憶えてる。 ようつべにあがってるから聞いてみるといい
子供の頃にはわからなかった凄みがあるから
俺も大人になってから聞いてびっくりした >>15
宮崎が島本須美の声に惚れて口説いてたけど、きっぱり振られたのを恨んで
「声優演技は娼婦の演技」とかっていってたのは本当なのかな
その割には後の色んな作品で島本須美使ってるけど ナレーションが独特だったよね
「ギルバート・ブライスは〜だった」とか小説みたいなト書きみたいなの
子どもの時は難しくて理解できない箇所が多かったけど大人になってみると味わい深い
出来たら『アンの結婚』まで続けて欲しかった
マリラの目の失明、ギルバートの危篤からの復活とアンと運命の再会…脇役までよく描かれてる原作をアニメにするには大変かもしれないけど名作 放送時まだ小さくてオカンと一緒に見てたけど
アンの声が耳障りだってオカンがボロクソ言ってたわ 普段の声を聞いたら二人ともかなり「大人の女」声なんだよね
まあ大人だから当たり前だけど、何て言うか、色気のある“大人の女性”っぽい感じ、っていうかね
その二人が「おてんば (って今言わないのかな)少女」の声演じるってのが面白いね 頑張ってケーキを作ったのに、バニラエッセンスと間違えて
消毒液を入れて食べられないものができてしまった話を覚えてるわ
あとダイアナの妹か誰かが喉頭炎にかかったときにアンが適切な処置をして
それをきっかけに大人達の評価が爆上げになる話とか 一番覚えてるのが、アンが野生の木の実を採るシーン
小さくて緑色でスイカみたいな模様があってさ
あれは何の木の実なんだ? OPとEDが名曲過ぎる
山田栄子といえば小公女セーラでイジメ倒してたラビニア 山田栄子さんと高島雅羅さんって呼び捨てにする間柄なんだ
なんかうれしい 40年前の週刊少年ジャンプの値段150円
現在の週刊少年ジャンプの値段270円
当時の2000円はジャンプ指数で言うなら今の4000円弱 自販機のジュースも最高100円で消費税もなく
バイクはノーヘル、おっさんは立ちション
テレビはおっぱいちんちん
そんな時代ですか >>47
そんなような実ならグースベリー(グズベリー)だろうと思う
西洋スグリ >>42
マリラ失明してないよ!眼鏡かけるようになっただけ
アンのあの芝居がかったヤバさは山田声でないとダメだっただろうな
普通のお芝居みたいな感じではダメなんだ
発達特有のヤバさ >>53
ググってみた
これだと思う!30年くらい折に触れて思い出してたんで、超スッキリしたよ
ありがとう 放送当時は受け付けなかったOPもあの声も。でも
年を経るほど記憶が鮮明に。本物ってすごい 宮崎駿は島本推しなのは知ってたがこっちのが良い
アンテ感じがする
島本じゃあまりに可愛すぎる
ナウシカも可愛すぎて違和感あったし >>56
そうそう
子供の頃だと主人公が可愛らしくないので見てなかった
声も嫌だったし、アンの性格も嫌いだった
大人になってちゃんと見ると面白すぎてハマって原作のシリーズ全部買って読んだ
まあでもカナダまでは行きたいとは思わないけども 痩せてギョロ目デコな赤毛ソバカスをあのデザインに集約して落とし込んだ近藤喜文は凄いとしか言い様がない >>54
あっ失明するかと思ったらメガネかけたら見えたんだっけか
もう一度読み返してみようかな
声は確かに個性的だったね >>42
原作の数行を一話にしてたり
なかなかまったりした進行だよなぁ
でもそれはそれで良かったのかもしれないが >>59
ああなるほど。だから当時大人だった父母達は最初からがっちり心をつかまれて、名作劇場で一番好きとか言ってたわけだな…
んでそういうおばさん達が年取ったら憧れのカナダ旅行に行ってたと。
子供の頃は面白さが分からなかったが今見るとマシューとマリラのアンへの愛情が分かって心に沁みる。 >>65
マシューもマリラもどっちも不器用だけど
ものすごく正直な善人なんだよね
子供の頃はマリラをガミガミおばさんだと思ってたけど
アンを気に入ってるからこそ、周りから誤解されて疎外されないように
ぶっきらぼうながら一生懸命に注意してただけだった 高畑本人がいないところでそんなこと言われてもな
ただの軽口をいかにも本気みたいに語ってる可能性大だろ
高畑って宮崎より先に声優排除行ってた人間だし >>62
ナレーションの語りが大人の語りだったから昔は地味で難しかったね
今なら味わい深いと思えるけど後にも先にもこんな語りのアニメーションは見たことないわ このとき宮崎駿とか20代でしょ?やっぱ昔のインテリは違うなぁ戦争とかもあったのに >>25
今の年齢になって、改めて見ることを進める。 >>3
いやいやバイトの時給350円とか普通でしたよ 中学生のときにアニメ見てすごく好き
赤毛のアンはアニメが最高
全てが美しいと思う
モントリオール行ったときそこからバス使ってフェリー乗ってプリンスエドワード島にも行ってみたけど
グリーンゲーブルズのすぐ横がゴルフ場になってて興醒めした プリンスエドワード島行きた過ぎてインスタのハッシュタグをフォローしてるよ
仔犬のアカウントがかわええんやで 子供の頃はアンのドタバタ劇が大好きでそこしか印象に残ってなかったけど、大人になって再放送みたらマシュウとマリラの静かだけど深い愛に涙。 山田栄子さんが一番好きな女性声優
声が好きだけど今も顔が可愛い カスバートさん!
カスバートさん!!
カスバートさん!!! 「おお、マリラ!私は世界で一番かわいそうな人間だわ!」 マリラって名前がマラリアを連想させて怖かった
あとマリラのキャラデザがゴツ過ぎや >>85
映画版のマリラもごついよね
気が強いキャラのイメージではそうなるか >>86
映画でもそうなんだ
原作にマリラはごついって描写でもあるんかねえ マリラ・カスバート (Marilla Cuthbert)
アンの養母。カスバート家の長女。マシューの妹。
背が高く痩せており、ふくよかさがない。
白髪が見え始めた黒い髪を後ろで小さなまげにまとめ、針金のヘアピンを2本さしている。 >>88
最近の映画見たら太ってたマリラ
マシューが
そうさのうって言わない涙
何よりギルバードがハンサムじゃない。。 Well now - マシューの口癖。
村岡花子訳、松本侑子訳では「そうさな」
きったかゆみえ訳では「そうだな」
アニメ版では「そうさのう」 マリラ役の人は演劇のすごい人で、アニメのアフレコは初めてだったらしいけど
めちゃくちゃうまかったな >>4
♪走っても、走っても〜、終わらない花の道〜 高畑は声にもこだわりがあったんだな
宮崎作品より声の当たりは明らかに多いもんな 映画版の第2部はお笑いシーンだらけw
「風と共に去りぬ」もそうだけど、アメリカ映画って2部構成にしたら第2部は突っ込み所
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