リオデジャネイロオリンピックの競泳の日本代表、古賀淳也選手がドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示し、国際水泳連盟から4年間の資格停止処分とされたことを不服として、
スポーツ仲裁裁判所に提訴しました。
古賀選手はことし3月、WADA=世界アンチドーピング機構のドーピング検査で、筋力増強効果のある禁止薬物に陽性反応を示しました。

古賀選手は、陽性反応を示したのは、サプリメントに禁止物質が混入していたためで「意図的に禁止薬物を摂取したことはない」と主張していましたが、先月、国際水泳連盟は、
古賀選手の主張を認めず、4年間の資格停止処分を通達しました。

処分が確定すれば、古賀選手は2年後の東京オリンピックに出場できなくなります。

古賀選手の代理人の弁護士によりますと、国際水泳連盟の処分を不服として、先月31日にスポーツ仲裁裁判所に提訴したということです。

古賀選手は、埼玉県出身の31歳。おととしのリオデジャネイロオリンピック、男子400メートルリレーのメンバーとして、日本の48年ぶりの決勝進出に貢献し、ことし4月の日本選手権では、
男子50メートル背泳ぎで9連覇を果たしていました。

NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181102/k10011696431000.html