阪神がドラフト会議に向けて、即戦力の遊撃手をリストアップしていることが24日、分かった。候補となるのは奈良学園大・米満凪内野手(21)、明大・渡辺佳明内野手(21)ら。
もともとチームに二遊間を守れる内野手の数が少なく、今オフには西岡剛内野手(34)の退団も重なっており、仮に1位で根尾が獲得できたとしても、中位から下位での指名を検討する。

すぐにゲームで使っていけるショートがほしい。今季のペナント終盤の戦いを見れば、その課題が明白となっている。
二遊間を守れる内野手の補強−。中位から下位で獲得を目指すことになるが、佐野アマ統括スカウトは「ウエーバーの中ですから、そこでいろいろ考えながらやっていきたい」と明かす。

候補となるのが今夏の大学日本代表に選出された奈良学園大の米満。
6月の大学選手権では大会タイ記録となる1試合4盗塁をマークし、東京ドームの右翼席に一発を放り込んだ。

まだ遊撃手としての経験は少ないものの、一発を打てるパワーとスピードは魅力。
矢野監督が語っていた「特徴のある選手」というキーワードにも当てはまる。明大の渡辺は高校野球界で名将と称される横浜高校・渡辺元智前監督の孫に当たる逸材。
横浜から明大とアマチュア野球界の名門を歩んできており、評価の高い打撃技術だけでなく、野球観やゲームコントロール能力など目に見えない部分でも期待されている。

仮に1位で根尾ら高校生野手を獲得できたとしても、来季に向けて二遊間を守れる野手の頭数は足りていない。
今オフ、他球団で戦力外通告を受けた選手の中でも内野手の数が少ないことから、ドラフトで補強ポイントを解消することになりそうだ

http://news.livedoor.com/article/detail/15494673/
2018年10月25日 6時1分 デイリースポーツ