>>432
中森明菜は自分のために作った曲を、自分のために作った衣装や演出で命を削って
歌った時に、最高のパフォーマンスを発揮する。
山口百恵は自分の命を削ったものに火をくべる。それを最高の曲と演出で美しく
見せる。
どちらも後には何も残らないのだが、ジャンルが全然違う。
全盛期を過ぎた明菜にも百恵にももう何も残っていない。
それがこの二人の歌姫というものである。

これに対して、松田聖子は燃やしても燃やしても中から違うものが出てくる。
全盛期を過ぎてペースは衰えたけど、まだ中から何かが出てくる。
これが松田聖子の恐ろしいところであり、魅力でもある。