<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

「フレミングの法則」という言葉。まさか、プロ野球の現場で聞くとは思っていなかった。先日のことだ。
大卒1年目の楽天山崎は、室内練習場で黙々と打撃練習をこなしていた。
国学院大時代に、東都大学リーグ24人目の100安打を記録した左打ち。「どうしようか、悩んでいるんですよ」と握り方を見せてくれた。

【写真】ベースランニングで汗を流す楽天山崎

その左手は、まさに「フレミングの法則」。親指(力の向き)、人さし指(磁場の向き)、中指(電流の向き)だったろうか…。
それら3本の指を軽く伸ばし、薬指と小指でバットを握っていた。
「フレミング」と突っ込むと、一瞬の笑みの後に「こっちだと、細かいバットコントロールがうまくいく。
今までも、ずっとこれだった。でも、インパクトの時に、球威に負けてしまう」と真剣な表情を浮かべていた。

来季に向けて、親指を軽く離す程度のスタンダードな握り方の挑戦も始めた。
「こっちだと、パワーが伝わりやすい。長打も出やすい」。再び、マシン打撃の前に立ち、あえて“素手”で何度もバットを振り込んだ。
「いろいろ試しながら、やります。やっぱり、フレミングもいいです」。
ルーキーイヤーの今季は33試合出場で打率は2割3分2厘、7打点、4盗塁を記録した。
平石監督が「縮こまったら困るタイプ。伸び伸びとやってほしい」と期待する天才型。
最下位に沈んだチームに新たなエネルギーを放出してほしい。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181021-00365673-nksports-base
10/21(日) 10:01配信

http://npb.jp/bis/players/73175136.html
成績


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