穂積由香里「娘の積木くずし」データハウス、1991年

「積木くずし」の執筆にOKを出したがあんなに騒がれると思わなかった。承諾したというか出版したら別に反対しないという程度。
あの本で書かれた内容は全て真実だが、非行に走った原因を書いてほしかった。
娘の気持ちは無視されていた。自分の気持ちはどこにも書いてなくて父母から見た穂積由香里.反省した以上に両親を恨む
ドラマや映画で高部知子と渡辺典子が演じた自分はほとんど架空の人物。自分が何も主張できず人格も認められないのが不満だった

父の穂積隆信はとても優しかったが、あまり会うことも会話することもなかった。
説教したり心配するが、愛人がいて「好き勝手なくせに」と余計に腹が立った。

穂積隆信と母は本当に善人。芸能界の人間らしくなく真面目な人。
無料の非行相談所に投資して事務所を構えたり、無料の駆け込み寺で文化人きどり。
非行少年やその親が家に居座っていて迷惑だった。母は相談に来た人のことばかり心配する
父は非行少年を改心させるために自費で海外旅行に連れて行ったりした。

両親は積木くずしの印税で散財して税金のことを考えていなかった。おまけに母が金銭管理を頼んでいた会社の監査役が騙し取っていった

シンナーは慢性化で気持ちよくならなくなったり、血を吐いて驚いたりして自然とやめる。そのまんま東との出会い。
アメリカでは大麻をやった。大麻をやると空腹になる
ロスにいるときは5回も殺人現場を目撃。日本人留学生が黒人にレイプされてゴミ捨て場に捨てられた。

不動産の仕事をしているときに同業の男と知り合うが、本業は覚醒剤を売るヤクザでシャブ中にされた。
拘置所では尻の穴まで見られた。