「指導者としての中心にやっぱり超積極的というのはある。これからも変わらないし、それが自分の中で確認できた」

ミスを恐れず挑戦する姿勢を選手に植え付け、才能を引き出した。「投手はどんどん向かっていって、
打者は初球から振る準備をして次の塁を狙って」と訴えかけ「超積極的野球」を展開した。

ウエスタン・リーグで163盗塁をマークするなどして席巻し「やっぱり眠ってる可能性はたくさんある」と実感。
1軍に送り込んだ陽川はレギュラーへの足場を築き、俊足のルーキー島田は終盤に先発出場を増やした。

若手を育てながら勝利を目指した改革の半ばで阪神を去った東北福祉大時代からの盟友、金本監督の志を受け継ぐ覚悟も抱く。

「そこの思いもすごくあるのよ。きれい事になるから自分の胸の内に留めておきたいんだけど」。猛虎復活に全身全霊を注ぐ。