2018-10-12
 今年で還暦を迎えたASKAが、自身が選曲したベスト盤『Made in ASKA』を発売。2013年に活動を自粛し、2017年には再開。5年ぶりにファンの前に立つ、コンサートツアーも控えている。
「それまでの厄が全部落ちた」と感じた病床で迎えた誕生日から、年齢を重ねたからこその変化、「本意ではないことが広がってしまうこともある」というブログ、さらに“引退”への考えまで、じっくりと語った。

→ASKA ベストアルバム『Made in ASKA』インタビュー


手術のために病院で迎えた還暦の誕生日、「ここから自分が新しくなっていく」

――ベストアルバム『Made in ASKA』(10月17日発売)を拝聴してまず、還元とか帰還の“還”の文字が頭に浮かびました。時間や空間、様々なものがかえったりめぐったりするような。

ASKA それは、僕が今年還暦を迎えたことが大きいのかもしれない(笑)。僕、今年の2月24日、60歳の誕生日を病院で迎えたんです。盲腸がひどくなって腹膜炎を起こし、手術して。“還暦”という、一つの区切りになる年齢を病院で迎えた時、
「あ、一周回ったんだな」と思った。それまでの厄が全部落ちた気がしました。ここから自分が新しくなっていくような、これから先は良いことしか起こらないような。そう信じて生きていけそうな気持ちになったんです。
今度のアルバムのために書き下ろした「メリーゴーランド」という曲に関して言うと、今、月に一回のペースで地元の福岡に帰っていて、その度に小学校の同級生が集まってくれるんですが…。

――小学校! ずいぶん長い付き合いですね。

ASKA 保育園からの仲間も来ますよ(笑)。60になって、口には出さなくても、プライベートも仕事もうまくいってる人もいれば、うまくいってない人もいると思う。でも集まったときは、
みんな昔の小学生のまんまで会うんです。卒業してから今まで、俺たちはそれぞれに冒険してきたんですよね。地図も持たずに、それぞれの人生の旅をくぐり抜けて、ここに集まっている。
彼らと会うと、今こうして一緒にいられることが冒険の答えなんだ、それでいいじゃないかと思えたんです。「メリーゴーランド」は、そんな気持ちから生まれた曲です。



「大人同士のコミュニケーションがうまくできる人は成功して、できない人は孤独に」
     ===== 後略 =====
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