人気ゲーム「グランド・セフト・オート」を題材にしたドキュメンタリー映画が、イギリスの制作会社サロン・ピクチャーズの下で進行中だと Screen Daily が報じた。すでに撮影は始まっており、今月末から開催される世界最大級の映画見本市アメリカン・フィルム・マーケットで紹介される予定だという。

 「グランド・セフト・オート」は、車両窃盗や強盗などの犯罪行為を行うアクションゲームシリーズ。プレイヤーが自由に動きながらミッションをこなしていくという自由度の高さが人気を博し、世界で2億5,000万本以上を売り上げている大ヒット作だが、誰彼構わず巻き添えにすることも可能という過激な内容がしばしば物議を醸してきた。

 今回のドキュメンタリー映画のタイトルは『ザ・ビリオン・ダラー・ゲーム(原題) / The Billion Dollar Game』だ。アーカイブ映像と新たに収録するインタビュー映像で構成するといい、詳細は明かされていないが、この大ヒット作がどのようにして生まれたかをひもとく内容になるのかもしれない。監督は、大麻を栽培する修道女のドキュメンタリー映画『ブレイキング・ハビッツ(原題) / Breaking Habits』を手掛けたロバート・ライアン。

 「グランド・セフト・オート」に関しては、ゲームのクリエイターたちと、暴力描写の禁止を求める弁護士の闘いを題材にしたテレビ映画「ザ・ゲームチェンジャーズ(原題) / The Gamechangers」が2015年に英 BBC Two で放送されている。同作の主演は、『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが務めた。(編集部・市川遥)


2018年10月12日 11時44分
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