2018年10月12日13時51分 スポーツ報知

 9月28日に初期の肺がんを患っていることを公表した落語家・三遊亭円楽(68)が12日、神奈川・横浜にぎわい座で独演会を行い仕事復帰した。公演前に取材に応じ、5日に手術を行い、成功したことを明かした。


 円楽は楽屋前で立ったまま10分以上取材に応じ、冗談も交えながら笑顔も見せた。手術は3時間に及んだが「大成功。無事に終わって昨日退院しました」と報告。ステージについては「国際的にはステージ1、初期のもの」と話した。

 がんは検査入院で見つかった。7月に亡くなった桂歌丸さん(享年81)を引き合いに出し「歌丸師匠に呼ばれたのかと。早過ぎるぞ、ジジィと思った。でも歌丸師匠が(がんを)見つけてくれたのかな」と天国の先輩に思いをはせた。日本テレビ系「笑点」のメンバーには13日の収録で再会する予定だが
「手術前に静かにしておいてくれとお願いしたら、キャラクター通り俺には仲間がいないんじゃないかってくらい、本当にほっておいてくれた」と“思いやり”に感謝。がんが見つかった時の気持ちを聞かれると「ガーン」とお約束のシャレで笑わせる余裕も見せた。

 今後も治療は続けていく。「入院前のような声は出ないけど、それも個性。僕自身、どう呼吸が変わるか楽しみ。あと12、3年はやっていける。落語界に恩返しがしたい。ぜひナマで落語を見に来て下さい」と意欲を見せていた。

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