後付もあるのでつじつまがあうように解釈すると
北斗神拳は「暗殺権」であって世俗的な支配者として
君臨するための拳法ではないというのが前提なんだろう。

だからこそ世俗的な権力を浴するラオウは外されたと。

虎の挿話は個人的には虎が支配者の暗喩だと思っている。
ラオウは虎と同じ支配者を目指すからこそ虎は敵だと
認識して襲い掛かった。ケンは支配欲がない、つまり
支配者の暗喩である虎とは競合関係にないからこそ
虎はケンを敵と認識しなかった、と。それを見てリュウケンは
「暗殺拳」の伝承者としてケンがふさわしいと見たのだろう。