(パ・リーグ、日本ハム5−4ロッテ、25回戦、日本ハム15勝9敗1分、11日、札幌D)日本ハム・栗山英樹監督(57)が来季も続投することが11日、分かった。ロッテ最終戦(札幌ドーム)に5−4で勝ち、3連勝で就任7年目のレギュラーシーズン全日程を終了。球団側はポストシーズン終了後にも正式に要請する方針で、同監督は「責任を取りたい。俺から辞めるのは失礼だと思っている」と受諾する意向を示している。

 就任7年目となる今季は1年契約で臨み、投打の柱だった大谷が米大リーグ・エンゼルスに移籍した中、一時リーグ優勝した西武にゲーム差なしまで迫るなど奮闘。3位で優勝した2016年以来2年ぶりとなるクライマックスシリーズ(CS)進出を果たした。

 高卒新人ながら今季7本塁打を放ったドラフト1位・清宮(早実高)ら若手選手の育成でも手腕を発揮。8年目を迎えれば、球団では11年間指揮した大沢啓二元監督以来の長期政権となる。

 13日には、ソフトバンクとのCSファーストステージが開幕する。試合後のセレモニーで栗山監督は「日本一になるチャンスはあります。まず全員で目いっぱいぶつかって、CSを突破して北海道に帰ってきます」と日本シリーズ進出での凱旋(がいせん)を誓った。


栗山 英樹(くりやま・ひでき)
 1961(昭和36)年4月26日生まれ、57歳。東京都出身。創価高、東京学芸大では投手。内野手として84年ドラフト外でヤクルトに入団し、2年目に外野手転向。89年にゴールデングラブ賞。90年、体調不良を理由に29歳で引退。通算成績は494試合出場、打率・279、7本塁打、67打点。引退後はスポーツキャスターとして活躍。2011年11月に日本ハムの監督に就任し、指揮1年目の12年にリーグ優勝。16年に日本一。右投げ両打ち。背番号80。

2018.10.12 05:02
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