プロ野球阪神の金本知憲(ともあき)監督(50)が11日、セ・リーグで17年ぶりの最下位に決まった責任を取り、今季限りで辞任することを表明した。
兵庫県西宮市の球団事務所で取材に応じ、「やり残したことは多々あるが、結果の世界。若手が伸び悩んだのも現場の責任」と説明した。

 後任監督の候補には矢野燿(あき)大(ひろ)2軍監督(49)や掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(63)、
岡田彰布(あきのぶ)元監督(60)らの名前が挙がっている。

 就任3年目の金本監督は昨年オフに新たに3年契約を結んでいて、球団も続投の方針を示していたが、今月8日にリーグ最下位が確定。
10日のDeNA戦後に球団に辞任を申し入れた。同日、阪神の坂井信也オーナー(70)も退任することを発表し、現場とフロントのトップが
退団する事態となった。

 金本監督は平成27年オフに和田豊前監督の退任を受けて監督に就任。1年目の28年はリーグ4位に終わったものの、「超変革」をスローガンに掲げて
若手を積極起用。チームがリーグ優勝から遠ざかる中、生え抜きの若手の育成に期待がかかっていたが、今季は1試合を残し、
61勝79敗2分けの成績だった。

産経新聞
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