オリックスの西村徳文新監督(58)が11日、大阪市内のホテルで就任会見に臨んだ。同日、お隣の兵庫県西宮市の阪神球団事務所では
金本知憲監督の今季限りでの辞任が発表される事態に。ロッテ監督時代にリーグ3位からチームを日本一に導く下克上を完成させた新任監督の話題は、
阪神の電撃発表にすっかり押されてしまった。

 11日は大安。オリックスは新監督の船出にふさわしい日を就任会見に設定していた。だが、午後3時の会見開始よりも2時間早い午後1時、
金本監督が会見で「成績不振」を理由に今季限りで辞任することを表明した。

 「大安吉日を選んでやったのに…ぶつけてきたんですかね」。オリックス関係者からは嘆き節も聞こえてきた。関西の夕方のニュースは
金本監督の辞任と後任監督候補に関する話題に多くの時間が割かれた。

 西村新監督は、福良監督就任の16年からヘッドコーチとして指揮官を支えてきた人物。地味ではあるが、ロッテ監督時代の2010年には
リーグ3位からの“下克上日本一”も成し遂げた。その手腕には期待がかかる。

 会見では「一番の役目はこのチームを優勝争いできるチームにすること。そこに向かって精いっぱいやっていきたい」と決意表明。
「日本一になることがどれだけ素晴らしいかを伝えていきたい。個々には力のある選手がたくさんいる。決して弱いチームじゃない。
どうやって日本一に持っていくか考える」と熱く訴えた。

デイリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181011-00000112-dal-base
オリックス新監督就任会見で長村裕之球団本部長(右)と笑顔で握手を交わすオリックス・西村徳文新監督=大阪帝国ホテル(撮影・持木克友)
https://amd.c.yimg.jp/im_siggOy5wbKPwhusI2Pb_D_WOGQ---x859-y900-q90-exp3h-pril/amd/20181011-00000112-dal-000-2-view.jpg