11日の逮捕当時、母親の三田は「親としては、もう力及ばずの心境です」とのコメントを発表。それでも夫妻で保釈金を支払ってしまうのだから、親バカなのか…。
だが、事はそう単純ではない。
当局の捜査で、高橋被告に覚醒剤を譲渡した人物としてXが浮上。
年齢は40歳ぐらいで、暴走族グループの元メンバーという。
そして“三田家”とは18年前のあの事件からの因縁の男だった。
00年5月に起きた“トーヨーボール殺人事件”。
大田区にあるボウリング場「トーヨーボール」の駐車場で、友人とダンスの練習をしていた少年が暴走族のメンバーたちに襲撃され、激しい暴行を受けて亡くなった。
「勘弁してください」と懇願する少年の顔を凶器で殴り、頭部を路面に打ちつけ、至近距離でエアガンを乱射し、
頭髪を焼き、舌をハサミで切るなどのおぞましい暴力行為を約1時間半にわたって続けた。動かなくなった少年は狛江市の慈恵会医科大学の関連施設前に車で“ポイ捨て”。
その後発見され、別の病院に搬送されたが、間もなく死亡した。
「この事件をめぐっては、“人違い殺人”の可能性も指摘されている。Xは関与した人物の一人で、のちに逮捕されている」とは捜査関係者。
事件は別の部分でも注目された。犯行に使われた車(黒のチェロキー)が「三田佳子」名義だったのだ。
逮捕された関連メンバーは「車は三田佳子次男の高橋祐也から借りた」と証言したが、
三田の夫は緊急会見を開き「車は何者かに持ち出された」と主張。
三田もビデオを通じて「次男と事件について一切、関わりはありません。信じてください」などと涙ながらに訴えていたが…。
今回Xが高橋被告に覚醒剤を譲渡した疑いが持たれていることで、
社会を震撼させた事件から18年の時を経ても、高橋被告の変わらぬ交友関係が白日の下にさらされてしまうことになる。
9日発売の月刊誌「創」によると、同被告は昨年から再び覚醒剤に手を出し、月に1〜2回のペースで使用していたという
「高橋被告は母親から多額の生活費をもらっていたが、一部はXに流れていたようだ。
三田さんも祐也の危ない交友関係は気に掛けていたが、強く言えなかった。
理由? 息子が怖いからですよ。感情の起伏が激しくて、実の親に手を上げることもあったそうですから」(事情を知る関係者)
Xには現在、覚醒剤取締法(譲渡)の容疑で逮捕状が出ているが、
前出の捜査関係者は「Xは覚醒剤の売人であると同時に、女衒(ぜげん)のようなこともやっていた。
背後に芸能人美人局ネットワークがあるという情報もある。
元アイドルのZが高橋被告やXと、どのような利害関係にあったのかも気になるところだ」と話している。

10/11(木) 12:38
東スポWeb