小林よしのりは漫画家として優秀だったのが良くなかった。
(一見すると汚い絵に見えて敬遠する人も少なくないが、表現力は昔から抜群)

結局のところ、他人の主張なんてものは論理性や現実性などではなく、
いかに説得力があるかで判断されてしまう傾向がある。
(だから詐欺が無くならない)

その説得力という点において、小林よしのりは多少主張がおかしくとも
漫画の表現力でいくらでも補うことが出来てしまった。
百の批判よりも一枚の(悪意ある描き方をされた)表情のほうが説得力がある。

本人がどこまで意識しているのかはわからないが、皆が文章だけで戦っている中で小林よしのりだけが漫画により駆け抜けていった