元日本テレビアナウンサーで、現在はフリーでタレントの阿部哲子アナ(39)が先月いっぱいでMCを務めていた民放テレビ局の3番組を降板した舞台裏に衝撃が走った。
表向きは「体調不良」を理由にしていたが、実際は泥沼の不倫騒動があったことが本紙の取材で判明。“梅沢富美男のお目付け役”“MXの女王”といわれた人気アナが降板した内幕は――。

 横浜国立大卒の知性と美魔女ぶりを売りにしていた阿部アナは、9月末、突然お茶の間から姿を消した。「梅沢富美男のズバッと聞きます!」(フジテレビ系)、「バラいろダンディ」、「田村淳の訊きたい放題」(ともに東京MXテレビ)でアシスタントMCを務めながらも、すべての番組を降板したのだ。

 MXでは金、日曜以外は連日レギュラー出演し“MXの女王”に君臨していた阿部アナ。9月末の放送最終回で卒業のあいさつこそしたが、どこかぶぜんとした表情が印象的だった。

 MXは「ご本人の体調不良により、所属事務所とも相談の上、9月末日をもって番組をご卒業といたしました」と回答したが、所属事務所は“病名非公表”とアナウンスしたため、不可解な降板劇はさまざまな臆測を呼んでいた。

 事情に詳しい関係者はこう内情を話す。

「阿部は長年、妻子ある男性との不倫騒動が明るみに出かけて、公になる前に降板させたというのが真相です。ただ、阿部もスンナリと降板を受け入れたワケではなく、最後までモメにモメたようです」

 阿部アナは2006年にTBS社員と結婚し、日テレを退社。出産後にフリーで復帰したが、昨年5月に「価値観のズレ」を理由に離婚を発表した。

「阿部の不倫相手に取りざたされているのは実業家のA氏で、15年ごろから今年まで関係があったようです。でもA氏は今年になって病に倒れて帰らぬ人となってしまった。A氏の妻が遺品整理をしていたところ、阿部と不倫をしていた証拠品が次々と出てきて、怒り心頭の妻が所属事務所や出演していたテレビ局に“ダブル不倫劇”を訴え出たんです」(同)

「梅沢――」は今月3日の放送直前まで、ホームページで梅沢富美男と阿部のツーショット写真を掲載していたが、直前で阿部アナだけが外されるドタバタ劇があった。

 番組でも代理MCを務めたモデルの池田美優が「梅沢さんの要望で女性芸能人が日替わりでお目付け役(MC)となる」と説明しただけで、阿部アナの降板について説明はなかった。

 フジテレビ広報宣伝室は本紙の取材に「ご本人の体調に不安があり、所属事務所と話し合いの上、この度番組から離れることになりました」と、降板ではなく“離れる”との表現にとどまった。

 番組関係者によれば、不倫騒動の余波による阿部の降板劇に対し、納得がいかない梅沢が「阿部を降ろすなら俺も番組を辞める」と猛反対する一幕もあったという。

 本紙がA氏の妻を直撃すると、悲痛な表情でこう話した。

「確かにウチの主人と阿部さんはダブル不倫関係でした。主人も悪いが、不倫していた阿部さんが今もテレビに出ているのはおかしい。事務所の方が謝罪に来て『9月いっぱいでテレビ関係は全部降板させる』と言った。
ただ、それでも私は公にしないと納得がいかない。降板しても数か月したらまた復帰するんじゃないですか。懺悔(ざんげ)しないといけないし、少なくとも2年以上、不倫していたのだから、同じくらいはおとなしくするべきで、テレビに出るのは許せないんです」

 阿部アナの代理人弁護士は本紙に対し「(阿部は)2018年8月ころより、第三者が見れば、故A氏の妻が作成したように思わせる文書を次々にテレビ局関係者に送付され、名誉や信用を毀損されるという被害を受けており、これにより極度の体調不良に陥っております」と通知してきたが、不倫の事実関係についてはこの日までに回答がなかった。

 キャスターやMCが不倫やスキャンダルで降板する例は珍しくないが、不倫相手が故人で、その妻からの“告発”がきっかけで、降板となったのは異例の事態だ。阿部アナもよもやこのような形で降板の憂き目に遭うとはつゆほどにも思っていなかっただろうが、大きな代償を払うことになりそうだ。

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