皮膚の病気「乾せん」をアート表現 モデル道端さんも体験告白
2018年10月5日 16時13分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181005/k10011659771000.html

原因や明確な治療方法が明らかになっていない皮膚の病気「乾せん」の肌の様子をアートで表現した展示会が東京 六本木で開かれ、去年、自身も発症したことを公表したモデルの道端アンジェリカさんが、「多くの人にこの病気のことを知ってほしい」と訴えました。

乾せんは、白い皮に覆われた赤い湿疹が頭やひざなど体のあちこちにできる皮膚の病気で、他人に感染することはなく、国内の患者はおよそ60万人と推計されています。

この病気について知ってもらおうと、乾せんの皮膚の様子をアートで表現した展示会が5日から東京 六本木で始まりました。

電車の中やオフィスの様子が色のない状態で再現され、スマートフォンで撮影すると乾せんを発症した皮膚が光って見える仕掛けになっています。

去年、発症したことを公表したモデルの道端アンジェリカさんも登場し、人と話しているときに症状が出ている場所を見られているのではないかと気にしていたことや、妊娠中、実際にはない子どもへの影響を心配していたことなど、感じていた悩みを語っていました。

道端さんは「多くの人に『乾せん』という病気を知ってもらうことが、患者さんたちの気持ちを軽くするきっかけになると思うので、少しでも興味を持ってもらえれば」と話していました。

この「ふれられなかったにんげんもよう展」は東京 六本木の「東京ミッドタウン」で7日まで開かれています。