こうしたことから貴ノ岩は、入院治療費や慰謝料に加えて、事件によるけがで十両に陥落していなければ懸賞金も得られていたなどとして、合わせて2400万円余りの損害賠償を求める訴えを4日、東京地方裁判所に起こしました。
貴ノ岩の代理人の弁護士は「もはや話し合いによる解決はできない」と話しています。
貴ノ岩は、ことし3月の春場所で2場所連続の休場から復帰し、幕内に返り咲いた先月の秋場所では、10勝5敗の成績を残しました。
元横綱 日馬富士の代理人がコメント
元横綱 日馬富士の代理人の弁護士は4日夜、新たにコメントを発表しました。
それによりますと、「協議については、元日馬富士から適切な賠償金額の確定について任せたいとの話を受け、弁護士の判断で行ってきました。今後も継続的な話し合いを希望していましたが、
貴ノ岩の代理人からは、なぜか元日馬富士の引退相撲が予定されていた先月30日までに決着をつけるしかないと強い希望が出された結果、結論が出ず、
やむをえず調停手続きが終了しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181004/k10011658021000.html