「広島1−0阪神」(2日、マツダスタジアム)

 せめてもの1点も奪えない。九回、先頭から阪神・福留が四球で出塁したものの大山、陽川、代打・高山の3人が倒れてゲームセットだ。
今季2度目の2戦連続完封負け。若さを承知で起用しているため、選手を責めなかったが、ミスが出たことは事実。金本知憲監督は淡々と
敗戦を振り返った。

 「まあ、経験のなさが出たりとか。ありましたね、いろいろ。若さとか経験不足というか」

 痛かったのは八回だ。無死一塁で、糸原は2ボールから2球連続で送りバントに失敗してファウル。5球目のボールを挟み、6球目で鳥谷が
スタートを切ると、ボール気味のコースを見逃したものの判定はストライクに。さらにいったんはセーフと判定された鳥谷も、
リクエストで覆ってアウト。最悪の三振ゲッツーとなった。

 「(送るべきところで送れなかったことを問われ)そういうところですね。走ってるのに見逃しとかね。まあ、その辺が経験不足かなと
感じましたね」

 前日は1安打完封負け。この日は六回にも2死一、三塁のチャンスを作りながら、大山が右飛に倒れて生かせない。これで9月29日の
中日戦の七回から、21イニング連続無得点。この日の自力CS消滅こそ免れたが、敗戦が当たり前のようになってしまう空気感が何より深刻な
状況だ。

デイリースポーツ
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