岩手競馬に所属する競走馬から禁止薬物が相次いで検出されたことを受けて、県競馬組合は、22日に開催予定だったレースを取り止めると発表しました。


(競馬組合謝罪)「申し訳ありませんでした」

 岩手競馬では7月29日と9月10日のレースに出走した競走馬から、禁止薬物に指定されている筋肉増強剤・ボルデノンが検出されていました。これを受けて県競馬組合は、公正な競走を確保するため所属する全競走馬733頭について体内の筋肉増強剤の有無を検査することを決めました。

 しかし、22日のレースに出走予定の130頭ほどについては、検査結果の判明がレース当日に間に合わないことから、この日に盛岡競馬場で予定されていた全11レースの開催を取りやめることになりました。岩手競馬で禁止薬物の検出を理由にレースが取りやめになるのはこれが初めてです。

 全頭検査の結果は来月7日頃までには判明する見込みで、陽性反応が確認された競走馬は競走除外の措置がとられます。また、再発防止を図るため県競馬組合は37ある厩舎すべてに監視カメラを設置するほか、厩舎がある盛岡・水沢それぞれの競馬場に警備員を増員する予定です。



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