2年後の2020年のプロ野球のシーズン開幕が東京オリンピックの影響で例年より1週間ほど早まったことを受け、プロ野球の選手会は18日、パ・リーグ・楽天が本拠地の仙台市で開幕カードを行った場合、寒さによる影響が出るとして別の球場で開催するよう、NPB=日本野球機構に対して要望しました。

プロ野球の選手会は18日、東京都内でNPBと事務折衝を行い、今月12日のオーナー会議で決まった2年後の2020年のシーズン日程について説明を受けました。

この中で選手会側は日程を了承した一方で、東京オリンピックの影響で開幕が例年より1週間ほど早い3月20日になったことを受けて、パ・リーグの楽天が本拠地の仙台市にある楽天生命パーク宮城で開幕カードを行った場合、寒さによる影響が出たり、けがのリスクが高まったりするとして、選手が万全の状態でプレーできるよう、別の球場での開幕カードの開催をNPBに要望しました。

パ・リーグの開幕カードはその年から3年前のシーズンの上位3チームが主催することになっていて、2020年ではソフトバンク、西武、楽天となります。

選手会の森忠仁事務局長は「デーゲームにしたとしても寒いことは寒いので、ドーム球場に変更できないか検討してほしい」と話していました。

NPB選手関係委員会の委員長を務める阪神の谷本修球団本部長は「特別な年なのでご理解頂きたいということは伝えたが、今後はパ・リーグで検討することになる」と話していました。

また、選手関係委員会の副委員長を務める楽天の安部井寛チーム統括本部長は「すぐに答えることはできない。各球団とともに考えなければいけない」と話していました。

2018年9月18日 21時18分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180918/k10011635011000.html