森保ジャパンの初陣となったコスタリカ戦(11日)は3―0の完勝に終わり、2列目で躍動した(左から背番号10の)MF中島翔哉(24=ポルティモネンセ)、背番号8MF南野拓実(23=ザルツブルク)、背番号21の堂安律(20=フローニンゲン)の評価が急上昇中だ。サッカー関係者の間から「どうしてロシアW杯に連れて行かなかったのか?」という声がわき起こっているほど。

「若手欧州組のプレーを見て<日本代表の背番号10問題>が再燃しています」とは某放送関係者。

「キリンと並んで日本サッカーの大スポンサーであるアディダスは1999年からスポンサードをスタートさせ、2023年まで総額250億円の8年契約を結んでいる。これまでエースナンバーの背番号10は名波・現磐田監督、MF中村俊・現磐田、そして11年以降はドルトムントMF香川の背中におさまっている。もちろん履いているスパイクは、言うまでもなく3人ともアディダス製です。香川はロシアW杯ではそれなりに頑張ったが、さらなる上がり目はない。アディダスが香川の後継者を探しているともっぱらです」

 新生・日本代表でMF中島が背番号10を背負ったのは、ロシアW杯代表の攻撃系のレギュラーだったMF香川、原口、柴崎、FW大迫らがコスタリカ戦に招集されなかったから――という見立てもあったが、MF中島のパフォーマンスが出色だったことでアディダス側も意を決したという。

「アディダスを履いているMF中島が第一候補ですが、同じアディダスと契約しているMF南野の評価もアップ中です。中島よりもトップ下でプレーする時間が長く、より背番号10のイメージに近いというのが理由のようです」(前出の関係者)

 MF中島か、それともMF南野か? マッチレースの様相を呈しているというが、いずれにしても香川が背番号10を剥奪されるのは、もはや時間の問題である――。
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