ジュビロ磐田MF中村俊輔が、14日に行われたセレッソ大阪戦で4月以来の先発出場を果たした。

3-4-1-2のトップ下として先発した中村は、6月に右足関節前方インピンジメント症候群と滑膜炎と診断され、手術を受けた40歳レフティが苦境に立たされるチームに帰還。82分までプレーした。ドローに終わった一番を振り返り「今のジュビロからすると、我慢して耐えて、ハードワークする。(ボールを)持たれたことはちょっと悔しいけど、力量を考えるとああいうのがベストかな」と、感想を述べた。

前半からなかなかボールが10番に集まらず、攻撃が停滞した磐田。「(田口)泰士と、(山田)大記とコミュニケーション取りつつやれたのは良かった」と収穫を語りつつも、ボール取った後に、ボランチの田口が出しどころに苦慮していた点を挙げ、「そこは突き詰めていかないと。逃げちゃうといつまで経っても成長しない」と厳しい言葉も投じた。

「少しずつ何かしらこういうなかでも自分の良さとか、楽しみみたいのを作らないと面白くない」と中村。「もっとやりたいし、もっとできると思う」と自分に言い聞かせながら「ワーって攻めるのもいいんだけど、ゲームを落ち着かせて、今攻めてるよっていう雰囲気を数分でも作ると全然変わってくる。これから少しずつ出てくると思う」と、自らの完全復活と、チームの再浮上に向けて静かに闘志を燃やしていた。

9/14(金) 23:35配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180914-00000022-goal-socc

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