パチューカのヘスス・マルティネス・パティーニョ会長は、昨シーズンまでクラブに所属していたMF本田圭佑を称えた。アメリカのスペイン語紙『ラ・オピニオン』が13日、報じている。

本田は2017年夏、イタリアの名門クラブであるミランとの契約を満了するとメキシコリーグ参戦を決意し、パチューカに移籍した。しかし加入直後にメキシコ中部でマグニチュード7.1の大地震が発生。本田は真っ先にサポートに名乗りを上げ、メキシコ赤十字社に50万ペソ(約300万円)の寄付を行った。地震が発生した2017年9月19日からまもなく1年が経つが、パチューカのマルティネス会長は今でも本田の行動に感謝している。

「ケイスケは常に、偉大なプロフェッショナルであるだけでなく、人間としても偉大だった。非常に敏感な人だ。私の所へやって来た彼は、『会長、僕は手助けをして力になりたい』と言った。私は選手全員で協力し、給料から一部を直接寄付することにしようと思い、話し合いの場を設けた。すると彼は真っ先に名乗り出て、赤十字に寄付するつもりであると意思を明らかにし、その通り実行した」

またパチューカ会長は、本田が当初メキシコ地震への寄付を非公表にするつもりであったことを明かしている。

「ケイスケは純粋に手助けをしたいとの思いで寄付し、非公表のままにしようとしていた。その後、私は彼と話しをして、公表することが重要であると伝えた。彼には影響力があるため非常に重要だとね。そういった意味で、サッカー選手も社会への貢献について言及するべきであると理解して欲しかった。特にメキシコ人ではない選手がしたことにも意味がある」

9/14(金) 17:51配信 GOAL
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180914-00000013-goal-socc

写真
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