今年いっぱいで芸能活動を引退し、来年からジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(86)の後継者として後進の育成や、プロデュース業務に専念することを明らかにした滝沢秀明(36)。
並み居る大先輩たちを飛び越えての“後継指名”だが、いったい何があったのか。

12日、ジャニーズ事務所が発表した。昨年9月から活動を休止しているタッキー&翼は解散。今井翼(36)は事務所を退社しメニエール病の治療に専念するという。

滝沢の後継指名については「ジャニー社長が滝沢に提案したそう。滝沢は2006年から舞台『滝沢演舞城』に主演し10年に『滝沢歌舞伎』になってからは演出も手がけている。
ジャニー社長は活動の根幹は舞台と考えており、滝沢はそれを継承できると見込まれていた」と芸能評論家の肥留間正明氏。

とはいえ、ここ10年はジャニー社長の後継は東山紀之(51)と見られていた中、事務所全体では中堅クラスの滝沢が大抜擢されたことで、幹部候補といわれていた近藤真彦(54)や木村拓哉(45)も抜き去った形になる。

「滝沢は舞台にも多くの後輩を起用しており、面倒見もよく、“小さいジャニーさん”と慕われているうえ、上の世代ともうまくつながっている。
近藤はカーレース中心の生活で後継育成には興味がない。肝心の東山も最近は若手と交流する機会が減り人望がなく、木村も育成には興味がないという。
これから若手を引っ張っていくのは滝沢しかいないという判断です」と肥留間氏。

こんな見方もある。「ジャニー社長は現在86歳と高齢。これまでのようにデビューを控えた若手たちのプロデュースを一手に担うには、
体力的にも無理がある。まだ元気なうちに滝沢を後継指名して、後ろ盾となり新路線を推し進めたいという狙いもあるのです」とマスコミ関係者。

これから何が起きるのか。「マネジメントはジュリー景子副社長が担い、滝沢の役割はあくまでも後進育成。
滝沢が先輩に対して何か行動を起こすわけではないだろうが、若手がみんな滝沢の配下になっていくことを面白くないと思う人がいて、ジャニーズを離れていく可能性は捨てきれない」と肥留間氏。

http://news.livedoor.com/article/detail/15306430/
2018年9月14日 16時58分 ZAKZAK(夕刊フジ)