12日夜、ジャニーズ事務所は「タッキー&翼」が解散、その上でタッキーこと滝沢秀明(36)が、年内で芸能界を引退し裏方に専念すること、さらに今井翼(36)も退所することを発表した。

 滝沢の今後の仕事は、これまでジャニー氏が続けてきたジュニアの育成やプロデュースだが、最も大事なのはジャニー氏しかできないと言われていた“発掘”だ。

 現在、活躍しているジャニーズタレントは、CDデビューするまで、ジュニアとして舞台やコンサートのバックダンサーなどで経験を積んでいく。そのジュニアを選ぶのがジャニー氏だった。

 某芸能プロ幹部は「育成が前提だから、オーディションで対象になるのは、当然、まだ10代前半の子。でもそんな子供たちを選ぶってのはかなり難しいんです。成長するに従って顔が変わるからね。子役で人気があったのに、大人になるとパッとしないというパターンが多いでしょう。それでも、大人になった段階で『この子はいける!』と先々の成長の見極めをできるのがジャニーさんといわれている。あの眼力だけは他の幹部連中にはないといわれている」。

 そのジャニー氏が持つ眼力の“継承者”として育成されたのも滝沢だった。

「オーディションの時に、ジャニーさんの横にはタッキーがずっといたそうです。それで、この子はこうなるという具合にジャニーさんの“帝王学”を叩き込まれていた。それもここ1〜2年といった最近の話ではない。
かなり長い間、この体制が取られていたので、今ではタッキーも同等の眼力を持つとさえ言われていますし、その頃からタッキーの存在は大きかった」と同幹部は言う。

 これから先、ジャニーズ事務所が同じような活動を続けていけるかどうか、滝沢の力によるところは大きいはずだ。

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