現役フェイスブック社員が決死の告発「左翼思想に従わないと同僚から攻撃される」「解雇圧力も」 多様性無視、“言論統制”の実態とは!?
2018.09.12
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マーク・ザッカーバーグ氏。画像は「New York Times」より引用

 Facebook社内には「左翼的なイデオロギー」がはびこっており、その思想に従わない者は排斥されている――エンジニアによる内部告発が話題だ。

 SNSでは日々、世界中の多くの人々が自らの思想・信条に基づいて情報発信や議論を繰り広げているが、ヘイトスピーチや差別の助長にあたるとして多数のアカウントが凍結されるなど、特定の思想への「言論統制」が行なわれているとの批判の声が国内外で高まっている。米トランプ大統領も先月、SNSでは「保守派に対する差別」が行なわれていると主張して話題を呼んだ。

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SNSには保守派に対する差別があると訴えるトランプ大統領のつぶやき。画像は「Daily Mail」より引用

 そんな中、Facebookのシニアエンジニアであるブライアン・アメリゲ氏の行動が注目を浴びている。先月28日付の「New York Times」によると、アメリゲ氏はFacebook社内用の掲示板に「我々には政治的な多様性について問題があります(We Have a Problem With Political Diversity)」と題し、「我々は全ての考え方を歓迎すると言っているのに、左翼的なイデオロギーと対立する見解を示す人には(しばしば群衆に紛れて)すぐさま攻撃をしかけている」との書き込みを行ったのだ。

 アメリゲ氏は社内に存在する反リベラル思想を排除する空気の一例として、前回の大統領選でトランプを応援するポスターが破られたことなどや、反リベラル的な意見を示した社員が解雇の圧力にさらされたことなどを挙げ、政治的に一つの思想しか許さない社内文化があると痛烈な批判を繰り広げた。

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ブライアン・アメリゲ氏。画像は「Daily Mail」より引用

 つい最近も著名な陰謀論者アレックス・ジョーンズ氏の各種SNSアカウント凍結が話題になったように(詳しくはこちらの記事)、Facebook社をはじめとするSNS各社は「保守派の意見を排除しようとしている」と大きな批判を受けている。Facebook社内にも自社の方針に疑問を持ち、アカウント凍結の理由や内容について批判する社員が多数いるという。

 アメリゲ氏の投稿の後、100人以上のFacebook従業員がアメリゲ氏に同調の意思を示し、社内の政治的多様性を育むためのオンラインディスカッショングループ「FB'ers」を結成したという。このグループの掲示板やアメリゴ氏には、社内で少数派に対する攻撃を受けたという訴えが多数寄せられているそうだ。このような動きに対し、建設的な議論が行なわれていると評価する社員もいる一方で、グループ内で偏見や差別的な書き込みが多数投稿されているという批判もあり、一部には上層部へ訴える動きもあるようだ。

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