10年以上にわたって続いたトップリーグの分裂は、FIBA(国際バスケットボール連盟)の介入によって終止符が打たれ、Bリーグの誕生へと至った。

3年目となる2018-19シーズンは、9月に各地で行われるアーリーカップから本格的な活動がスタート。B1とB2の限られたチームが参加した昨年と違い、韓国KBLの1チームを含めた36チームが出場し、6都市で開催される大きなイベントとなる。

Bリーグの大河正明チェアマンから、バスケットボールの魅力やビジネス面について話を聞いた。
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■ バスケットの醍醐味

――どうすればBリーグに新規のお客さんがどんどん来るようになると思いますか?

認知率が上がって観戦意向が増えるということですよね。

あるところで調べると、1億2000万人のうち、プロ野球が88%、Jリーグが83%の認知率ですけど、僕らは60%前後。これが20%上がって80%になると、2400万人がBリーグを新たに知ることになる。観戦したい人はその何分の1か増えます。まずは知ってもらうこと。Bリーグを知ってもらうためにどれだけメディアに露出できるか、ものすごいポイントになんです。

――バスケットの日本代表が、土壇場でワールドカップ1次予選を突破したことも、Bリーグにとって意味がありますか?

八村(塁:アメリカのゴンザガ大で活躍中で、将来NBA入りが期待されている)選手を除いて、みんなBリーグ出身の選手で日本代表を構成している。ここが活躍してメディアの皆さんに取り上げていただくことは、Bリーグのリーグ戦にとって、どう考えてもプラスだと思います。

Jリーグは(W杯で先発したのが)11人中1人しか選手がいなくて、みんな海外リーグでやっているので、実はJリーグに戻ってきてもあまりWin-Winのサイクルにならないですよね。でも、僕らは代表とリーグが正にWin-Winの関係になるし、代表の露出が増えることはBリーグの認知度向上、そして集客アップにつながると思っています。

――Bリーグに足を運んでここを見てほしい、ここが野球やサッカーと違うという魅力は何ですか?

プロのスポーツ選手だから、普通の人ができないような3Pだったり、ドリブルがあったりする。それが、野球やサッカーに比べると圧倒的に間近で見られることというのは大きいですし、本当に好きな人だとベンチ裏に行けばヘッドコーチが何を喋っているかが聞こえてくる。これはバスケットの醍醐味ですよね。ちょっと離れたところで見ても、大型ビジョンもかなりのチームがつけるようになりました。

それと、快適な観戦環境があります。室内なので暑くも寒くもないし、雨も影響がない。サッカーだともれなく濡れるスタジアムがいっぱいあるわけで。あと、イケメンも多いですから(笑)

■安心安全な環境でプレー

――億単位のお金をもらえる中国に比べると難しいかもしれませんが、今のBリーグはアメリカ人選手にとって魅力的な市場になっているという手応えがありますか?

私のところにも海外の代理人の方が会話されてくることもありますし、非常に興味と期待は持っています。

Bリーグが世界に誇れることは、NBAを別にしてですが、B1の中に未払いをするようなクラブがないということですよ。トルコリーグに行っても、ロシアリーグに行っても、スペインリーグに行っても、ちょっとすると給料が払われないとみたいなことは平気でありますよね。

こういうことがないリーグであることと、安心安全な環境でプレーができたりすることが、Bリーグの一番の魅力かもしれませんね。

――Bリーグが掲げているテーマ『Break the Border』の一環として昨年アーリーカップを初開催した印象はいかがですか?

見ようによってはプレシーズンマッチじゃないですか。もうちょっと選手がリーグ戦に対しての調整をかけたような試合になるのかなと多少思っていましたけど、結構どこも真剣勝負で。特に千葉であった千葉ジェッツとアルバルク東京は、チャンピオンシップの決勝よりもちょっとしたらいい試合だったのでは? と言うくらいの試合で、白熱したというのが印象ですね。

――Bリーグ主催ですが、年ごとにいろいろと試せるイベントになるのかなという感じでしょうか?

そうですね。いろいろなチームが集結したり、チアの方が全部来たりとか、あとグルメみたいなところに焦点を置いたりとか、

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9/9(日) 10:00
FNN PRIME
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