>>1
「ラケットを折る」という行為はプロとして絶対にやってはいけないことだと思う
プロは契約メーカーからラケットを支給されるが、一般プレイヤーがラケットを買うときどういう気持ちで買っているか、分かっていれば絶対にできない行為だろ
大人にとっても決して安い買い物ではないし、それに新しいラケットを握ったときのあの喜び、テニスをする者なら誰でも覚えがあるはずだ

自分も中学2年のとき、はじめて自分で選んだラケットを取りにスポーツショップに自転車で行ったあの日のことは鮮明に覚えてる
確か6月ごろだったと思うが台風が来ていたのか?家に帰るころには大雨で家は停電していて暗い中、ずっとラケットを握りしめていたよ
そしてうれしさのあまり頂き物のカエルまんじゅうを全部食べてしまって気持ち悪くなったことまでも覚えているわ

セリーナだって子供のころ、そんな気持ちになったことがあるはず
もう忘れてしまったのか?
一流の選手は道具を大事にする
グラフがラケットを折るところをみたことがない(過去にあったか?)

気にしない人はしないんだろうが、自分はプロがラケットをへし折っているのを見るとかなり引いく
昔AIGオープンを観戦に行ったとき、目の前数mでゴンザレスが思い切りラケットをへし折った
ゴンザレスはその日、かなり虫の居所が悪かったらしく、微妙な判定を根に持って明らかにラインズマンの女性めがけてセカンドでも高速サーブを打ち続けたり、
「見えてるか~」と言わんばかりの仕草でかなりしつこく、そのラインズマンの女性をからかっていた
ゴンザレスはそれまで大好きな選手だったので、非常に残念だったわ
かと言ってプロの世界の厳しさの中で時には心が乱れてしまうこともあるだろうと思い、1回そういうことがあったくらいではその選手に対する見方をあまり変えてしまわないように心掛けているが、
やっぱり以前と完全に同じ見方をすることはまだできなくなった

暴言を吐く、ラケットを投げる、ボールを観客席に打ち込む、バッドマナーはたくさんあるけど、もちろんそれらの行為は褒められたものではないし、
なるべくしないようにするべきだと思うが、そういった行為を見てもラケットを折るときほど不快にはならない
その間には大きな違いがあるように思う
それはアマチュアの場合、いくら腹が立っても、最低でも2万円以上するラケットをへし折ることは無いからだと思う
(まあごく稀な例として、折る人を見たことはあるが・・・)
通常の感覚だったら絶対に折ることのないラケットを折るということは、「私は感覚が麻痺してます。」と宣伝しているようなもので、プロとしてとても恥ずかしいことだと思う
セリーナもカッとなってついやってしまったことだと思うけど、もう二度としてほしくないと思った