視庁原宿署から送検された。

午前8時43分、吉沢容疑者を乗せた護送車が署を出発した。
吉沢容疑者は下を向いており、表情は見えなかった。前日とは違い、灰色のスエットのようなものを着用していた。

吉沢容疑者は6日午前7時ごろ、東京・JR東中野駅前の山手通りで、酒気帯び状態でひき逃げをし、2人にけがを負わせる事故を起こした。

赤信号を無視した吉沢容疑者の車は、横断歩道を自転車で渡っていた20代の女性をはねた上、近くを歩いていた男性にもけがを負わせ、そのまま立ち去った疑いがある。
女性は顔に擦り傷、男性は顔面を打撲する軽傷。

登校中にひき逃げを目撃した女子中学生(14)によると、信号が青になって歩行者が歩きだしたところ、吉沢容疑者の車はスピードを緩める様子もなく歩道に進入。
自転車に乗っていた女性は3〜4メートル飛ばされ、荷物が歩道に散乱したという。
男性1人も横断歩道に倒れていた。現場にブレーキ痕はなかった。
その後、吉沢容疑者は、現場から60メートル先の赤信号で停止。青に変わると、再び走りだしたという。

捜査関係者などによると、自転車をひいてから15分後、自ら「自転車をひいた」と110番通報し、現場に車で戻ったという。
午前9時半ごろに行われた現場検証に立ち会った吉沢容疑者は「周囲に車が多く、停止できなかった」などと説明したという。
目撃した男性歯科医によると、現場検証では、車の左前部分が自転車にぶつかる様子が再現された。
吉沢容疑者はうなだれ、困ったような表情をしていたという。警察車両が7台以上集まり、現場は一時騒然とした。

http://news.livedoor.com/article/detail/15270169/