10月から有働由美子アナ(49)がメインキャスターを務める『NEWS ZERO』(日本テレビ系)で、番組関係者が悲鳴をあげている。

「9月いっぱいで契約を解除します、と通達されたんです。7月末のことでした。聞けば、同じタイミングで私以外にもナレーター、レポーターがどんどん契約解除を告げられていたみたいで……。
この番組の仕事が主な収入源だったので、これからどうしたらいいのか、頭を抱えています」(制作スタッフの一人)

出演者で残るのは嵐の櫻井翔(36)ぐらいで、すでに9月末での“卒業”が発表された桐谷美玲(28)や板谷由夏(43)に加え、フリーのキャスターも番組から姿を消すことになるという。

「表向きは『番組のリニューアル』ですが、辞めるスタッフからは“有働アナのギャラの捻出”が理由と思われても仕方ない。

年間4億円ともいわれる大型契約で、番組1本あたりにすると150万円から200万円になる。
現MCの村尾信尚氏は1本およそ60万円といわれているので、単純計算で3倍近くに跳ね上がることになる」(テレビ関係者)

一方、櫻井が残留する理由は、有働アナの強い希望だと囁かれている。

「有働さんはNHK時代の『あさイチ』でもジャニーズの井ノ原快彦とのかけ合いが視聴者から好評だった。
そうした縁もあってのことかもしれません」(前出・テレビ関係者)

まさに“有働シフト”とも言える体制である。

「メインキャスター交代のタイミングでスタッフを一新することはよくあること」(別のテレビ関係者)という声もあるが、前出の制作スタッフは納得しがたい表情だ。

「もちろん決定権は局側が持っているものですが、いままでの功労者たちに対してあまりにも感謝の念がない気がします。必死に頑張ってきたのに……」

空いた穴は極力、局員と局アナで埋める方向だというが、それにしてもスタッフが激減して番組は大丈夫なのか。

「タレントを使うと1本30万円から50万円のギャラが発生するので、フリーを使うにしても、『安くても出たい』という新人を探している。
レポーターやナレーターなども格安で使える若手を起用する方針で、オーディションをしている状況です」(同局関係者)

一連の契約解除について日本テレビに取材すると、

「番組スタッフの多くが契約解除になる、という事実はありません。番組のキャスティングについてはお答えしていません」

とのことだった。有働アナに押し出される形で働き場を無くしたスタッフからは、「有働さん、なんでNHKを辞めちゃったの?」というボヤキが聞こえてきそうだ。

※週刊ポスト2018年9月14日号

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180904-00000001-pseven-ent
9/4(火) 7:00配信