埼玉県秩父市出身で芸人のアキラ100%=本名大橋彰=さん(44)が30日、母校である市立花の木小学校(長谷川修治校長、児童329人)に凱旋し、全校児童を前に特別授業を行った。芸人になるまでの経緯やブレークした裸芸誕生のエピソードなどを紹介し、「好きなことや興味があることを続けてほしい」と後輩たちにエールを送ったほか、サプライズでネタも披露した。

 同校PTA総務・文化部の主催。同部はPTAふれあい事業を毎年実施しており、役員で話し合い、アキラ100%さんの事務所に特別授業を依頼し、快諾されたという。アキラ100%さんは教員免許を持ち、今年1月1日からは市観光大使も務めている。

 アキラ100%さんは小中学校時代に学級委員などを務め、教員に憧れていたことを紹介。県立熊谷西高校で演劇部に入り、人前で演じることが楽しくなり、駿河台大学卒業後、役者を目指した。売れなかったため、30歳で芸人になることを決意。コンビ時代に考えた裸芸でピン芸人日本一決定戦「R―1ぐらんぷり2017」で優勝した。「いろいろなことに挑戦すれば、いつか役に立つ」と語った。

 全校児童がアキラ100%さんが好きな歌「空も飛べるはず」を合唱後、アキラ100%さんもサプライズでネタを披露。裸で股間をお盆で隠すテレビ番組でおなじみの姿で登場すると、大歓声が起きた。股間をお盆で隠しながら、縄跳びやお手玉などの妙技を披露し、会場を盛り上げた。

 6年生の浅見拓海さん(12)は「思っていたより面白かった。一生の思い出になる」と話していた。

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